経済・社会・文化– category –
- 経済・社会・文化
『美術は宗教を超えるか』 宮下規久朗 佐藤優 ①
宮下規久朗氏と佐藤優氏の対談。宮下規久朗氏は、『美術の力』、『聖と俗 分断と架橋の美術史』などこのブログで何度も取り上げている美術史家だし、佐藤優氏は衝撃的な『国家の罠』を読んで以来、『自壊する帝国』や『読書の技法』などの著書の他、コラ... - 経済・社会・文化
書評 『江戸とアバター 私たちの内なるダイバーシティ』 池上英子 田中優子 ②
池上氏は、《なべて「人格」とか「個」とか呼ばれるものは、統合性のある首尾一貫した実在だという通念は神話にすぎない》というアバター的人間観を押し進め、人間のコミュニケーションやネットワークのあり方、という問題に敷衍していく。 人間一人ひとり... - 経済・社会・文化
書評 『江戸とアバター 私たちの内なるダイバーシティ』 池上英子 田中優子 ①
クラブやサロンなど、特殊な場とネットワークのあり方について調べていく中で、日本における江戸時代の都市文化に自然と興味が湧いていった。その中で、連や江戸の特異なネットワークの在り方という点でいつも面白い視点を与えてくれるのが田中裕子氏の著... - 経済・社会・文化
書評 『聖母の全美術史 信仰を育んだイメージ』 宮下 規久朗 ②
前回の記事で触れた内容は、言わば聖母の美術史における「正統」な系譜である(正統の割には、信者には理解し難い奇抜さやエロティックさがあることは否めないが…それはさておき)。本書の面白さは、この正統な聖母美術史だけではなく、ある意味で異端で亜... - 経済・社会・文化
書評 『聖母の全美術史 信仰を育んだイメージ』 宮下 規久朗 ①
ローナ・ゴッフェン著『ヴェネツィアのパトロネージ』に触発されて、聖母信仰と美術への関わりについてもっと知りたくなった。特に、聖母信仰が世俗的な民間信仰と強く結びついているところに興味を覚えたのだ。 宮下規久朗氏は、『聖と俗』をはじめ『美術...