読書と書評– category –
- 読書と書評
『ウェブとはすなわち現実世界の未来図である』 小林 弘人
以前読んだ『インターネットが普及したら、ぼくたちが原始人に戻っちゃったわけ』の対談がとても面白かったので、小林弘人のこちらの新書も読んでみた。 「社会はウェブをコピーする」というのが本書の大きなテーマである。ウェブの中で進んでいる... - 読書と書評
書評 『竹取物語 伊勢物語 堤中納言物語 土佐日記 更級日記』 池澤夏樹個人編集 日本文学全集03
やはり、Instagramのフォロワーさん繋がりで知ったこの本。池澤夏樹さん編集の世界文学全集は過去、モラヴィアの『軽蔑』やポール・ニザンの『アデン・アラビア』など、過去に何度も記事にしているように以前からよく知っていたが、日本文学全集も... - 読書と書評
書評・エッセイ 『遠い朝の本たち』 須賀 敦子
『遠い朝の本たち』をお得に読む 本をお得に読む方法 思わぬ待ち時間ができたので、本棚から適当にこの本を引っ張り出し、近所のカフェへ。 須賀敦子さんが、思い出の本と共に自分の友人や家族や青春時代などのエピソードを語った本で、一章一章はかなり短... - 読書と書評
『巴里の空の下オムレツのにおいは流れる』 石井 良子
タイトルからおいしそうな予感のする本。 日本シャンソン界の草分け、石井好子さんが「暮らしの手帳」に連載したお料理エッセイをまとめたもの。初版は昭和38年ということだから、相当古い本だ。石井好子さんは、叔父は大隈重信の孫にあたる方、... - 読書と書評
『コルシア書店の仲間たち』 須賀 敦子
須賀敦子さんを知ったのは、20代後半になってからだった。偶然、なんとはなしに『ヴェネツィアの宿』の文庫版を本屋で買ってみた。しっとりとした美しい文章に、はっとさせられた。私の祖母と同じくらいの年代なのに、大学を卒業すると単身フランス...