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- 経済・社会・文化
書評 『江戸とアバター 私たちの内なるダイバーシティ』 池上英子 田中優子 ②
池上氏は、《なべて「人格」とか「個」とか呼ばれるものは、統合性のある首尾一貫した実在だという通念は神話にすぎない》というアバター的人間観を押し進め、人間のコミュニケーションやネットワークのあり方、という問題に敷衍していく。 人間一人ひとり... - 経済・社会・文化
書評 『蔦屋重三郎 江戸芸術の演出者』 松木 寛
田中優子氏の『江戸のネットワーク』を読んで、蔦屋重三郎のことをもっと知りたくなった。天明・寛政期の江戸で、山東京伝、滝川馬琴、そして喜多川歌麿に東洲斎写楽といった逸材を発掘し、見事な出版文化を花開かせた名プロデューサー。彼を題材にした歴... - 経済・社会・文化
書評 『サピエンス全史』 ユヴァル・ノア・ハラリ ②
本をお得に読む方法 先史(著者が嫌っているにも関わらず便利なのでこの言葉を使わせてもらうが)のサピエンス史について興味深い視点を提供してくれる前半部分に比べ、有史以降の歴史については、さほど本書に目新しい部分はないように思う。 主に思想宗... - 経済・社会・文化
書評 『サピエンス全史』 ユヴァル・ノア・ハラリ ①
『サピエンス全史』をお得に読む 本をお得に読む方法 2011年にヘブライ語によりイスラエルで出版、2014年に英語版が出されてのち、全世界で1200万部以上が出版されているという超話題作を、やっと読んでみました。初版から10年経っているなんて、、、すご... - 経済・社会・文化
書評・経済書 『財政赤字の神話 MMTと国民のための経済の誕生』 ステファニー・ケルトン ②
本書を読み、現在のアメリカの財政運営には非常に大きな問題があり、格差を是正するような積極的な財政支出が必要なことは十分理解できた。ただ、著者が主張するように、MMT理論に基づいて、全く財源を気にすることなく積極的な財政支出を行うべきなのか、...