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- 旅、土地
阪神スノビズム文学散歩
芦屋、岡本、御影など、いわゆる阪神間の高級住宅地を舞台とした小説に漂うなんとも言えないスノビズムが好きなのである。その原型はもちろん谷崎潤一郎の『細雪』だ。大阪船場に古いのれんを誇る薪岡家の四人姉妹、鶴子、幸子、雪子、妙子の四姉妹達の悠... - 日本文学
書評・ 小説 『ジゴロ』 森瑤子
『ジゴロ』をお得に読む 本をお得に読む方法 1983年初版、森瑤子初期の長編である。30代半ばを迎えた美貌の女優水城レダ。富裕で優しいパトロンの堤がいて、役者仲間との後腐れのない肉体関係で気を紛らわせたり、女優としての仕事も脂ののっている何不自... - 読書と書評
書評・小説 『第4の神話』 篠田 節子
『第4の神話』をお得に読む 森瑤子マイブーム再燃で、久しぶりにこの作品を読み返してみたくなった。篠田節子さんは、代表作の『女たちのジハード』を、社会人3年目くらいの頃に読んで、時代は少し古いけれど、男社会で奮闘するワーキングウーマン達の心... - エッセイ
書評・エッセイ 『ほっこりぽくぽく上方さんぽ』 田辺 聖子
『ほっこりぽくぽく上方さんぽ』をお得に読む もっと本をお得に読むために ロングアイランドの次は関西が気になる、ということで、関西を舞台にした小説をぽつぽつ読んでいるうちに、関西に縁もゆかりもない私でも段々と土地勘が出てくる。そうすると地理... - 日本文学
書評・小説 『青が散る』 宮本 輝
『青が散る』をお得に読む 本をお得に読む方法 いやー良かった。日本の現代作家の小説で、久々に浸りきって読んだ気がする。宮本輝も、森瑤子や村上春樹と同じく、母親の本棚から勝手に取り出して読み始めたのは中学生の頃、『螢川』より『泥の河』の方が...