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書評・小説 『夫婦善哉』 織田作之助
田辺聖子の『ほっこりぽくぽく上方散歩』は、古くは万葉集から現代では庄野潤三に至るまで、本当に様々な文学の縁を紹介していて、とてもおもしろく読んだのだが、中でも印象的だったのが、田辺さんお得意の大阪「キタ」で織田作之助所縁の地をめぐる章だ... - 日本文学
書評・小説 『TOKYO愛情物語』 森瑤子
『TOKYO愛情物語』をお得に読む 本をお得に読む方法 1987年初版、森瑤子作目の短編集。「婚約」「結婚」「浮気」の各ドラマを、男と女それぞれの視点から描いて2篇ずつの構成としている。ラストは「離婚 二人の場合」という1篇だけ。 同じエピソード... - 日本文学
書評・小説 『シナという名の女』 森 瑤子
1994年に集英社から刊行された、森瑤子最後の短編集である。後半は特に濫作を批判された彼女だが、本作も16編中13編は、短編小説というにはあまりに軽い、具体的な1モティーフ、1ブランドに印象的なショート・ショートを添えた、まるでCMの絵コンテでも観... - 日本文学
書評・小説 『ひねくれ一茶』 田辺 聖子
『ひねくれ一茶』をお得に読む 本をお得に読む方法 田辺聖子さんは恋愛小説が秀逸で、そればかり読んでいたが、先日、エッセイ『ほっこりぽくぽく上方散歩』を読んで、俳句や短歌の引用が多く、著者自身も折々に触れて一句詠まれていたりしたので、この有... - 日本文学
書評・ 小説 『ジゴロ』 森瑤子
『ジゴロ』をお得に読む 本をお得に読む方法 1983年初版、森瑤子初期の長編である。30代半ばを迎えた美貌の女優水城レダ。富裕で優しいパトロンの堤がいて、役者仲間との後腐れのない肉体関係で気を紛らわせたり、女優としての仕事も脂ののっている何不自...