文化史– tag –
-
書評 『十七世紀フランスのサロン サロン文化を彩る七人の女主人公たち』 川田 靖子
本をお得に読む方法 だいぶ古い本だが、『クラブとサロン』でフランスのサロンについての章を執筆していた川田靖子さんの著書。一般に、フランスサロンの全盛期は百科全書派などの活動を支えた18世紀と言われているが、本書は、その最盛期を準備した17世紀... -
書評『ベルリンのカフェ 黄金の1920年代』 ユルゲン・シェベラ ②
本をお得に読む方法 読みながらドイツ文化についてはまだまだ自分の勉強不足を痛感した本書だが、「編集的文化が発生する場」を考える上では、参考になることが非常に多かった。 どんな場であれば、より編集的文化が発生しやすいのか、それを事前に予測す... -
書評 『ベルリンのカフェ 黄金の1920年代』 ユルゲン・シェベラ ①
本をお得に読む方法 いつもながら、サロン・クラブ・カフェなど「編集的文化が発生する場」を研究する一環として。 1920年代のベルリンというのは特別な意味がある。以前読んだ、NTT出版の共著『クラブとサロン』でも、長澤均さんが「狂乱の夜、歓楽の夜 ... -
書評 『ヨーロッパのカフェ文化』クラウス・ティーレ=ドールマン
ドイツの作家・ジャーナリストであるクラウス・ティーレ=ドールマンがヨーロッパの古今東西の有名カフェを紹介しながら、それぞれの都市のカフェ文化について綴ったエッセイ。今まで読んだ本は、英仏のカフェ文化に触れたものが多かったが、ドイツの作家... -
書評『ヨーロッパのサロン 消滅した女性文化の頂点』 ハイデン・リンシュ
『ヨーロッパのサロン』をお得に読む 『知の広場』の記事でも触れたが、数年前から「編集的文化が発生する場」というのに興味をもち、サロンやクラブ、カフェなどに関する本を読み漁っている。日本語で読める本でいちばん近いものは、松岡正剛氏らが共同で...