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- 経済・社会・文化
書評 『世界を不幸にしたグローバリズムの正体』 ジョゼフ・E・スティグリッツ
2020年、新型コロナウイルスが世界中に蔓延。ここ数十年、そしてこれから数十年も、破竹の勢いで前進するしかないと思われたグローバリズムに、こんな逆風が吹くなんて、一体、誰が予想したことだろう。本書の初版は2001年と、ビジネス経済書としては古過... - 経済・社会・文化
書評 『フッガー家の遺産』 諸田 實
本をお得に読む方法 またまたマニアックな本をセレクトしてしまった。15、6世紀に南ドイツでハプスブルク家と共に栄えた富商フッガー家についての本である。ドイツ史には全く明るくない私がフッガー家に興味を持ったのは、ルネサンス期イタリアで栄えたメ... - 日本文学
書評・小説 『ダンス・ダンス・ダンス』 村上 春樹 ①
『ダンス・ダンス・ダンス』をお得に読む 村上春樹長編小説をもう一度読んでみようシリーズ。『ダンス・ダンス・ダンス』は、記憶の中では一番面白かった長編だった。久しぶりに読んでみて印象が変わったところもあったけれど、やっぱり面白かった。最近の... - 経済・社会・文化
書評 『江戸はネットワーク』 田中 優子 ②
本書で繰り返し触れられていることにもう一つ、江戸文化の精神とも言うべき「遊び」と「笑い」の徹底、というのが挙げられる。 長い平和の時代、硬直化した身分制度は、無類のゲームや遊び好きの文化を醸成した。参加者を戦国武将に見立てた大酒会や大食会... - 経済・社会・文化
書評・経済書 『貧乏人の経済学 もう一度貧困問題を根っこから考える』 A・V・バナジー&E・デュフロ ③
『貧乏人の経済学』をお得に読む 本をお得に読む方法 第二部の第六章で扱うお題は「リスク分散と保険」について。貧乏な人はの生活は、そうでない人達よりもずっと不確実性が高く、リスク耐性が低いということが検証される。また、そういう常に高いリスク...