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- 日本文学
書評・小説 『旅のラゴス』 筒井 康隆
禁じられるほどやってみたくなるのが人間の性分と言うもので、コロナウイルスのせいで飛行機や船にも乗れないとなると、がぜん旅行に行きたくなる。仕方ないから、「旅」をテーマに本を探していたところ、SNSでも度々紹介されていたこの本に出会った。 筒... - 日本文学
書評・小説『カイマナヒラの家』 池澤 夏樹
大好きな本。小説と言っていいのか、芝田満之の素敵な写真と共に、池澤夏樹の趣ある文章で語られるショートストーリーの数々をまとめた、まるで詩集と写真集と小説の間にあるような本だ。 池澤夏樹は結構読んでいるのだが、長篇小説よりも、『きみが住む星... - エッセイ
書評・エッセイ『世界ぐるっと朝食紀行』 西川 治
写真家、画家、そして料理研究家でもある西川治さんが、「朝食」をテーマに世界各地の旅の様子を記したエッセイ集。この方が世界各地と言えば、それは本当に世界各地。ヨーロッパやアメリカは勿論、トルコのバザール、モロッコの砂漠の民ノマドのテント、... - 日本文学
『スナックちどり』 よしもとばなな
よしもとばななは、ものすごく思い入れがある作家というわけではないけれど、思春期の通過儀礼的に、旬の頃の作品は結構読んだ。その頃一番好きだったのは、『白河夜船』かな。 大人になってからは、『世界の旅』シリーズや『デッドエンドの思い出』『まぼ... - エッセイ
書評・エッセイ 『ラオスにいったいなにがあるというんですか?』 村上 春樹
村上春樹の旅行エッセイと言えば、大好きな『遠い太鼓』をはじめ、『辺境・近境』『雨天炎天』など、思わず全てを投げ出して旅に出たくなってしまうので、出産後には意図的に避けていたのだが…この本は、雑誌のコラム的なものを纏めたということもあり、か...