- 日本文学
書評・小説 『神様のボート』 江國 香織
『神様のボート』をお得に読む 本をお得に読む方法 「あの人のどこがそんなに好きだったのか分からなくなってきた。だから、初めての頃に戻ってみたくなったの」 結婚10年を悠に超えたうちの旦那についてではない。江國香織さんの小説についてである。くだ... - 読書と書評
書評 『アンのゆりかご 村岡花子の生涯』 村岡 恵理
海外文学が好きな癖に原文に当たる語学的力量はないヘタレの私にとって、翻訳家というのは本当にありがたくかつ貴重な存在である。その文章があまりに好き過ぎて、何度も何度も読み返してしまい、一体原作者の文章が好きなのか、その翻訳家の方の文章が好... - おすすめ絵本
おすすめ絵本24『きょうはなんのひ?』
【』】 作:瀬田貞二 絵:林明子 出版社:福音館書店 【】 《概要》 まみこは、ある朝、学校に行く前に「おかあさん、きょうはなんのひだか、しってるの?しーらないの、しらないの、しらなきゃかいだん三だんめ」と歌って行ってしまいました。お母... - 経済・社会・文化
書評・経済書 『財政赤字の神話 MMTと国民のための経済の誕生』 ステファニー・ケルトン ②
本書を読み、現在のアメリカの財政運営には非常に大きな問題があり、格差を是正するような積極的な財政支出が必要なことは十分理解できた。ただ、著者が主張するように、MMT理論に基づいて、全く財源を気にすることなく積極的な財政支出を行うべきなのか、... - 経済・社会・文化
書評・経済書 『財政赤字の神話 MMTと国民のための経済の誕生』 ステファニー・ケルトン ①
現代貨幣理論MMT(Modern Monetary Theory)は、変動相場制で自国通貨を有している政府(例えば米国や日本など)は、政府債務ではなく、インフレ率に基づいて財政を調整すべき、という財政規律を主張する論派である。極論すれば、そのような国はインフレさ...