- 経済・社会・文化
書評 『世界を不幸にしたグローバリズムの正体』 ジョゼフ・E・スティグリッツ
2020年、新型コロナウイルスが世界中に蔓延。ここ数十年、そしてこれから数十年も、破竹の勢いで前進するしかないと思われたグローバリズムに、こんな逆風が吹くなんて、一体、誰が予想したことだろう。本書の初版は2001年と、ビジネス経済書としては古過... - 日本文学
書評・小説 『螢・納屋を焼く・その他の短編』村上 春樹
どこかで村上春樹が、自分は短編小説で実験的書いたものを長編小説に持ち込んで書くのだ、と言っているのを聞いて、久しぶりに短編小説も読みたくなった。 そういう目で改めて読み返してみると、なるほど、村上春樹の長編小説で用いられるモティーフや題材... - 子育てのつぶやき
『小児科医のぼくが伝えたい 最高の子育て』 高橋 孝雄
育児書というものを全く読んだことがないのですが、この高橋孝雄先生は、偶然ネットで見かけたコラムがとても良かったので印象に残っていました。我が家には明確な育児や教育方針とかもなく、自分の行き当たりばったりの人生と同じく、行き当たりばったり... - おすすめ絵本
おすすめ絵本12 『バーバパパたびにでる』
【】 作:アネット=チゾン、タラス=テイラー 訳:やました はるお 出版:講談社 【】 《概要》 なんだか元気がないバーバパパ。お医者さんに「バーバママが必要」と言われ、バーバママを探す旅に出かけます。ロンドン、インド、アメリカ、ついには宇宙... - 歴史
書評 『階級の日本近代史』 坂野 潤治
『聖なる王権ブルボン家』の記事をインスタで紹介した際、フォロワーさんと講談社の選書メチエは中々骨太の本格派の本が多い、という話になり、お薦めいただいた本。私は日本(に限らずですが)の近現代史にめっぽう弱いのだが、小説ながら船戸与一の『満...