- 海外文学
書評・小説 『初夜』 イアン・マキューアン
『初夜』をお得に読む 本をお得に読む方法 英ブッカー賞受賞作家イアン・マキューアンの中篇小説。 まだ「貞節」ということが社会的に大きな意味を持っていた1960年代初頭の英国で、文字通り結婚式を挙げたばかりの新婚カップルの「初夜」を、綿密な繊... - エッセイ
書評・エッセイ 『すべての女は美しい』荒木 経惟
エッセイはそんなにたくさん読む方ではないが、大好きで何度も読み直してしまうエッセイというのがあって、荒木陽子さんの『愛情生活』はそのうちの一つだ。この本の著者である天才写真家アラーキーの妻である。私はモダンアートは余りよく知らないし、写... - エッセイ
『趣味は読書』 斎藤 美奈子
辛口批評で知られる斎藤美奈子が、いわゆるベストセラー本を評した連載コラムをまとめたもの。斎藤美奈子の言う「善良な読者」ではない私は、いわゆるベストセラー本は余り読まないし、読んでもすぐに忘れてしまうひねくれ者の1人だが、五木寛之だろうが石... - エッセイ
『本屋、はじめました』 辻山 良雄
最近、本をめぐる新しい仕事のカタチというものに興味があって、この手の本をぽつぽつ読みはじめている。 先日読んだ『ローカル・ブックストアである福岡ブックスキューブリック』に引き続き、東京・荻窪に小さな新刊書店「Title」を開業した辻山良雄さん... - 日本文学
『輝く日の宮』 丸谷 才一
面白かった〜。日本文学の評論家としても著名な丸谷才一が書いた、源氏物語へのオマージュのような不思議な長篇小説。 表題の『輝く日の宮』とは、『源氏物語』で、桐壺の巻のあとにかつて存在したが失われてしまったとされる巻の名前を言うのだそうだ。(...