- 読書と書評
書評・哲学『反哲学入門』 木田 元
やっと出会えた!という感じの一冊。 昔から外国文学が好きなので、勢い、哲学への興味は湧いてくる。だから、高校生の頃から試行錯誤を繰り返してきた。まずは古典から!とプラトンの『国家』や『饗宴』或いはカントの『純粋理性批判』に挑戦するも、もの... - 海外文学
【書評】【小説】『ミドルセックス』ジェフリー・ユージェニデス
『ミドルセックス』をお得に読む 本をお得に読む方法 ジェフリー・ユージェニデスのピュリッツァー賞受賞作。 近親結婚によって生まれ、女の子として育ち、男として大人になった両性具有の少女/少年・カリオペが主人公。1920年代に祖父母がギリシアからア... - 海外文学
書評・小説 『土曜日』 イアン・マキューアン
現代作家で次の作品を読むのが楽しみな作家の一人。 タイトル通り、午前4時の突然の目覚めから始まった、中年の脳神経外科医の男にとってのある「土曜日」の刻一刻を、濃密に描く。ロンドンに住むある中年男の土曜日一日を描くことで、現代に生きる人々の... - 日本文学
書評・小説 『ダブル・ファンタジー』 村山 由佳
35歳で脚本家としてキャリアも収入も十分な主人公の女性が、安寧だけれども満たされない夫婦生活を捨てて、自由で奔放な恋愛とセックスに走る物語なのだが・・・前半は、かなり不満いっぱいで適当に読み飛ばした。 大体において、『失楽園』に代表される... - 海外文学
書評・小説 『夜はやさし』 スコット・フィッツジェラルド
『夜はやさし』をお得に読む 本をお得に読む方法 フィツジェラルドの最長作品で、自伝的要素が強いとされている作品である。若く優秀なアメリカ人の精神科医ディックは、患者である大富豪の美しい娘ニコルと恋に落ちて結婚する。しばらくはディックは富も...