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書評・経済書 『善と悪の経済学』 トーマス・セドラチェク ①
『善と悪の経済学』をお得に読む 本をお得に読む方法 ギルガメシュ叙事詩から始まり、旧約聖書、ギリシア哲学、キリスト教からデカルトに至る近代哲学の変遷に触れたこの本の文類を経済書、とするのには少し抵抗がある。しかし、まさにそういう内容を「経... - 経済・社会・文化
書評 『世界を不幸にしたグローバリズムの正体』 ジョゼフ・E・スティグリッツ
2020年、新型コロナウイルスが世界中に蔓延。ここ数十年、そしてこれから数十年も、破竹の勢いで前進するしかないと思われたグローバリズムに、こんな逆風が吹くなんて、一体、誰が予想したことだろう。本書の初版は2001年と、ビジネス経済書としては古過... - 経済・社会・文化
書評 『フッガー家の遺産』 諸田 實
本をお得に読む方法 またまたマニアックな本をセレクトしてしまった。15、6世紀に南ドイツでハプスブルク家と共に栄えた富商フッガー家についての本である。ドイツ史には全く明るくない私がフッガー家に興味を持ったのは、ルネサンス期イタリアで栄えたメ... - 経済・社会・文化
書評 『ホテル博物誌』 富田 昭次
森瑤子の短編集『ホテル・ストーリー』の記事でも書いたが、ホテルが好きなのである。今年の夏休みも、「Stay」なんか「Go」なんかどっちじゃい、と思いながらも、小さな子供を家に縛りつけてもおれず、結局、プール付シティホテル2軒、会員制リゾートホテ... - 経済・社会・文化
書評・新書 『美術の力』 宮下 規久朗
大学時代に美術史を専攻しながら、美術史の本があまり好きではない私。宮下規久朗氏は、高階秀爾氏と並んで、読みやすくかつ読み応えのある本が多く、愛読している。 本書は、宮下氏が2016から2017年にかけて新聞から雑誌、絵画展のカタログまで寄稿した様...