読書と書評– category –
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書評 『カフェハウスの文化史』 ヴォルフガング・ユンガー
「編集的文化が発生する場」としてのクラブ、サロン、カフェについて細々と勉強しております。。。カフェについての本は、邦訳で読めるものは限られるので、こちらの関西大学出版のマニアックな本をセレクト。ドイツ人著者により1955年に上梓されたものを... - 読書と書評
書評・小説 『革命前夜』 須賀しのぶ
『革命前夜』をお得に読む 本をお得に読む方法 SNSで投稿が多かったので読んでみた。冷戦下の東ドイツに音楽留学した若き日本人ピアニストを主人公に、音楽家としての成長や葛藤と、ベルリンの壁崩壊直前のドイツの政治や社会の様子を描いた歴史エンターテ... - 読書と書評
書評・小説 『アズミ・ハルコは行方不明』 山内 マリコ
燃え殻さんの『ボクたちはみんな大人になれなかった』の記事で書いたように、小説における時代性って結構大事で、それがピタリとハマった時には、作者や作品の好き嫌いを超えて強く印象に残ったりする。山内マリコさんのデビュー作『ここは退屈迎えに来て... - 読書と書評
書評・小説 『小さいおうち』 中島京子
『小さいおうち』をお得に読む 本をお得に読む方法 第143回直木賞受賞作。山田洋次監督によって映画化された話題作である。私は中島京子さんの本は読んだことなかったのだが、SNSでよく紹介されていて気になっていた。主人公の女性タキが、昭和初期に女中... - 読書と書評
名言・名文・名句 『神の代理人』 塩野七生
いにしえのユダヤ人の言ったという文句で、“生ける犬は、死せる獅子に勝る“というのだ。(略)大切なことは、決してあせってはならないということだ。反対に危険なことは、自分のやっていることが無駄なことかもしれないとか、未完成に終るかもしれないと...