読書と書評– category –
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書評・ノンフィクション 『ルポ資源大陸アフリカ 暴力が結ぶ貧困と繁栄』 白戸 圭一
本書は、毎日新聞ヨハネスブルク特派員として4年間アフリカに在住した著者が、アフリカ社会の今を綴った渾身のルポである。 悪化する南アフリカの治安、オイルマネーによる繁栄の陰で「犯罪輸出国」の汚名を着せられるナイジェリアの組織犯罪、ルワンダの... - 読書と書評
レビュー・映画 『愛と追憶の日々』
『愛と追憶の日々』を無料で観る 1983年公開のアメリカ映画。監督・脚本をジェームズ・L・ブルックスが手がけ、アカデミー賞とゴールデングローブ賞をW受賞した。 アメリカに住む母と娘の30年間。娘が小さい頃に父親は亡くなり、女手一つで娘を育て... - 読書と書評
レビュー・経済書 『貧困の終焉 2025年までに世界を変える』 ジェフリー・サックス ②
マラリアとエイズがアフリカでどれほど猛威を振るい、人々を貧困や死に縛り付けているかを、ジェフリー・サックスは短く的確な文章で教えてくれる。 マラリアは完全に治療が可能である。それなのに、年間およそ三百万人がマラリアで死んでいる。死者のほと... - 読書と書評
レビュー ・経済書 『貧困の終焉 2025年までに世界を変える』 ジェフリー・サックス ①
本書の著者、ジェフリー・サックス氏は、29歳の若さでハーバード経済学部の教授となり、途上国政府や世界銀行など各国際機関のアドバイザー及び国連ミレニアム・プロジェクトの長を務め「世界で最も重要なエコノミスト」(ニューヨーク・タイムズ・マガ... - 読書と書評
書評・小説 『満州国演義三 群狼の舞』『満州国演義四 炎の回廊』 船戸 与一
船戸与一の遺作『満州国演義』シリーズの第3巻と第4巻。第3巻では、満州国成立後、高まる国内の不満を背景に軍部の力は増大し、五・一五事件、やがて熱河侵攻へと昇華していく。第4巻では、中国人や朝鮮人らの抗日戦が続く中、満州を巡って国際情勢は複雑...