読書と書評– category –
- 日本文学
書評・小説 『静かな大地』 池澤夏樹
『静かな大地』をお得に読む 本をお得に読む方法 池澤夏樹さんは、須賀敦子さんの本を通じて知ったという、幸せな連環。どちらかと言うと、長篇小説よりも短篇やエッセイの方が良い。一番好きなのは、詩集のような写真集のようななんとも形容しがたい本『... - 読書と書評
書評・小説『風の歌を聴け』 村上春樹
言わずと知れた村上春樹のデビュー作である。 村上春樹の小説は一通り読んでいるので、こちらも10年以上前に読んでいるはずだが、それほど印象に残っていなかった。佐渡島庸平さんが『We are lonely, but not alone』の巻末に色々お薦めの図書を紹介してい... - 読書と書評
書評・小説『最後の息子』 吉田 修一
『最後の息子』をお得に読む 本をお得に読む方法 夏になると読みたくなる本。吉田修一さん初期の短編集で、文學界新人賞を受賞した「最後の息子」の他、「破片」「Water」の3篇を収録している。 3篇とも良いのだが何と言っても好きなのが、最後の「Water」... - 読書と書評
書評 『デカルト、コルネーユ、スウェーデン女王クリスティナ』 エルンスト・カッシーラー
本をお得に読む方法 ユダヤ系ドイツ人のエルンスト・カッシーラーが、ナチス政権中の亡命先スウェーデンで上梓した『デカルトー学説、人格、影響』からの抄訳フランス語版を全訳したものである。クリスティナ女王への興味から手にとったのだが、とても示唆... - 読書と書評
書評・小説 『彼女がその名を知らない鳥たち』 沼田 まほかる
沼田まほかるの作品は初めて読んだ。なんでも、湊かなえ、真梨幸子と並び、「イヤミス」=「読んだ後イヤな後味が残るミステリー」の女王として有名なそうな。 ミステリーには余り興味がないし、「イヤミス」にはなおさら興味がないのだが、インスタでも結...