読書と書評– category –
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書評『ヨーロッパのサロン 消滅した女性文化の頂点』 ハイデン・リンシュ
『ヨーロッパのサロン』をお得に読む 『知の広場』の記事でも触れたが、数年前から「編集的文化が発生する場」というのに興味をもち、サロンやクラブ、カフェなどに関する本を読み漁っている。日本語で読める本でいちばん近いものは、松岡正剛氏らが共同で... - 読書と書評
『知の広場 図書館と自由』 アントネッラ・アニョリ
数年前から「編集的文化が発生する場」というものに興味がある。具体的には、ヨーロッパのサロンやカフェ、クラブみたいなものだ。小林章夫他松岡正剛や田中優子も共著となっている『クラブとサロン』はもちろん読んだが、このジャンルで日本語で読める本... - 読書と書評
『光って見えるもの、あれは』 川上 弘美
本作は、ちょっと変わった家族(シングルマザーでライターの母親と古風な祖母)、ちょっと変わった周囲の人(遺伝的に父親にあたりながら、ふらふらと主人公の家庭に出入りする大鳥さんやなぜかその大鳥さんと気が合う担任教師のキタガー)、ちょっ... - 読書と書評
『太陽の塔』 森見登美彦
たまには知らない現代作家ものも読んでみようと思い、1979年生まれという私よりも年下の若手作家、森見登美彦という人の作品を読んでみた。本作はファンタジーノベル大賞を受賞した作品。 端的に言って、深みは無いけれど、なかなか面白いし、青春時代... - 読書と書評
『楽園への道』 マリオ・バルガス・リョサ
ラテンアメリカ文学の大御所、マリオ・バルガス=リョサの長編。主人公は、有名なポール・ゴーギャンと、その祖母で《スカートをはいた扇動者》と呼ばれた社会活動家のフローラ・トリスタン。この二人のそれぞれの「時代への反逆」そして「ユートピアの追...