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- 経済・社会・文化
書評 『西洋美術史を解体する』 白川 昌生
白川昌生さんは、以前、著書『美術・市場・通貨』を読んだが、美術史家の中でも、アートと社会との繋がりを重視する論説に、興味を惹かれた。この『西洋美術史を解体する』は、美術史もまた社会の制度の中で組み立てられたものであり、ヨーロッパ」近代に... - 経済・社会・文化
書評 『ヴェネツィアのパトロネージ』 ローナ・ゴッフェン
イタリア・ルネサンス美術の大家であるローナ・ゴッフェンの処女作で、副題は「ベッリーニ、ティツィアーノの絵画とフランチェスコ修道会」。ヴェネツィアのサンタ・マリア・グロリオーザ・デ・フラーリ聖堂、及びその聖堂に掲げられているベッリーニの【... - 経済・社会・文化
書評 『ヴェネツィア 美の都の一千年』 宮下 規久朗
ヴェネツィアの建築、彫刻、絵画の歴史について、美術史家の宮下規久朗さんが、ヴェネツィア現地で見られる作品を主に解説したもの。宮下さんの美術書はとても面白くて、このブログでも『聖と俗 分断と架橋の美術史』『美術の力』など、何度か紹介してい... - エッセイ
書評・エッセイ 『ヴェネツィア暮し』 矢島 翠
『ヴェネツィア暮し』をお得に読む 本をお得に読む方法 大好きな一冊。最近、『神の代理人』を再読して自分の中で塩野七生さんを解禁してしまったので、それにつられてまた読みたくなった。評論家兼ジャーナリストでもある矢島翠さんが、1983年から約8ヶ月... - 経済・社会・文化
書評・美術 『十八世紀京都画壇 蕭白、若冲、応挙たちの世界』 辻惟雄 ②
冒頭で述べたように、この本は総論としての面白さはいまいちなのだが、せっかくなので、各論についても、印象に残ったところをメモしておきたい。 個別に取り上げられているのは、順に池大雅、与謝蕪村、円山応挙、伊藤若冲、長沢芦雪、曽我蕭白である。辻...