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- 経済・社会・文化
書評 『世界を不幸にしたグローバリズムの正体』 ジョゼフ・E・スティグリッツ
2020年、新型コロナウイルスが世界中に蔓延。ここ数十年、そしてこれから数十年も、破竹の勢いで前進するしかないと思われたグローバリズムに、こんな逆風が吹くなんて、一体、誰が予想したことだろう。本書の初版は2001年と、ビジネス経済書としては古過... - 歴史
書評 『階級の日本近代史』 坂野 潤治
『聖なる王権ブルボン家』の記事をインスタで紹介した際、フォロワーさんと講談社の選書メチエは中々骨太の本格派の本が多い、という話になり、お薦めいただいた本。私は日本(に限らずですが)の近現代史にめっぽう弱いのだが、小説ながら船戸与一の『満... - 海外文学
書評・小説 『ペスト』 アルベール・カミュ ②
『ペスト』をお得に読む 本をお得に読む方法 私が当初期待して読み始めたように、この高名な小説が、まさかの世界的パンデミックに呆然とする我々に対して、示唆してくれるものは少なくない。ただ、この小説をタイトル通りに受け取ってはいけない。この小... - 日本文学
書評・小説 『八月九日の暗号 幻花』 剣町 柳一郎
『満州国演義』シリーズをご紹介いただいたインスタグラムのフォロワーさんが、満州好きが高じて小説まで上梓されたとお聞きしたので、お手元に残った貴重な一冊をお売りいただいた。今年の夏は、満州国演義に始まり満州国演義に終わる、という感じで暮れ... - 日本文学
書評・小説 『満州国演義 九 残夢の骸』 船戸与一
『残夢の骸―満州国演義九―』をお得に読む 本をお得に読む方法 長かった『満州国演義』シリーズもついに最終巻。追い詰められた日本は、東条内閣総辞職で幕開け、台湾沖航空戦、フィリピン、沖縄、特攻隊の突撃、長崎と広島の原爆、そして、最後の最後まで...