植民地主義– tag –
- 海外文学
書評・小説 『観光』 ラッタウット・ラープチャルーンサップ
季節柄、読書SNSを見ていると「今年読んだ本ベスト10」的な投稿を多く見かける。新刊なんてほとんど読まないし、今年たまたま読んだ本と限ってみたところで、ジャンルも時代も本当にバラバラ過ぎて、我ながらよくもこんな節操の無い読書してるなあ、と呆れ... - 日本文学
書評・小説 『満州国演義 七 雷の波濤』船戸 与一
満州国演義シリーズも終盤へ。第7巻では、昭和15年、支那戦争の膠着した状態から、ついに日米開戦、真珠湾攻撃とマレー進攻で日本軍が戦勝をおさめるまでが描かれる。ドイツのフランス進攻から始まり、第二次世界大戦に向けていよいよ国際情勢は緊迫してく... - 日本文学
書評・小説 『満州国演義五 灰燼の暦』 『満州国演義六 大地の牙』 船戸 与一
船戸与一遺作となる『満州国演義』シリーズの第5巻と第6巻。第5巻では、内蒙古、回族、ウイグル、トルコ、そしてドイツやソ連などの列強国を巻き込みながら、燻り続ける満州問題はやがて日本対中国の全面戦争、支那戦争へと拡大していき、戦火は上海から現... - 読書と書評
書評・ノンフィクション 『ルポ資源大陸アフリカ 暴力が結ぶ貧困と繁栄』 白戸 圭一
本書は、毎日新聞ヨハネスブルク特派員として4年間アフリカに在住した著者が、アフリカ社会の今を綴った渾身のルポである。 悪化する南アフリカの治安、オイルマネーによる繁栄の陰で「犯罪輸出国」の汚名を着せられるナイジェリアの組織犯罪、ルワンダの... - 日本文学
書評・小説 『満州国演義三 群狼の舞』『満州国演義四 炎の回廊』 船戸 与一
船戸与一の遺作『満州国演義』シリーズの第3巻と第4巻。第3巻では、満州国成立後、高まる国内の不満を背景に軍部の力は増大し、五・一五事件、やがて熱河侵攻へと昇華していく。第4巻では、中国人や朝鮮人らの抗日戦が続く中、満州を巡って国際情勢は複雑...