- 経済・社会・文化
書評・美術 『十八世紀京都画壇 蕭白、若冲、応挙たちの世界』 辻惟雄 ②
冒頭で述べたように、この本は総論としての面白さはいまいちなのだが、せっかくなので、各論についても、印象に残ったところをメモしておきたい。 個別に取り上げられているのは、順に池大雅、与謝蕪村、円山応挙、伊藤若冲、長沢芦雪、曽我蕭白である。辻... - 経済・社会・文化
書評・美術 『十八世紀京都画壇 蕭白、若冲、応挙たちの世界』 辻 惟雄 ①
田中優子著『江戸の想像力』『江戸はネットワーク』や澤田瞳子の小説『若冲』などを読んで、十八世紀の京都で黄檗宗僧月海いわゆる「売茶翁」のサロンを中心に形成された京都の文人ネットワークに興味を惹かれた。田中優子氏は、『江戸はネットワーク』の... - 日本文学
書評・小説 『ダーティ・ワーク』 絲山 秋子
絲山秋子さんが『小説すばる』に連載した、連作短編小説。ギタリストの28歳の女性熊井望を核に、直接的間接的に繋がる人たちの姿が、次々と視点を変えて語られていく。 私は音楽の中でもロックが苦手で、そちらの方の知識は全く無いのだが、有名なタイトル... - 歴史
書評 『スペイン レコンキスタ時代の王たち 中世800年の国盗り物語』 西川 和子
またまたマニアックな本をセレクトしてしまいました。『聖なる王権ブルボン家』でフランス史、『ウルフ・ホール』でイギリス史、『神の代理人』でイタリア史、とヨーロッパ各国史に触れていく中で、ルネサンス以降、スペインの存在の大きさをひしひしと感... - おすすめ絵本
おすすめ絵本26 『14ひきのこもりうた』
【】 作:いわむら かずお 出版社:童心社 【】 《概要》 ねずみの家族は、10匹の子供にお父さんとお母さんとおじいちゃんとおばあちゃんの14ひきの大家族。今日も、夕焼けに染まる中、お父さんたちが帰ってきて、お風呂に晩御飯、最後は子守唄を歌って...