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- 日本文学
書評・小説 『静かな大地』 池澤夏樹
『静かな大地』をお得に読む 本をお得に読む方法 池澤夏樹さんは、須賀敦子さんの本を通じて知ったという、幸せな連環。どちらかと言うと、長篇小説よりも短篇やエッセイの方が良い。一番好きなのは、詩集のような写真集のようななんとも形容しがたい本『... - 映画
レビュー・映画 『灼熱の魂』
2010年のカナダ・フランス映画。レバノン出身の劇作家ワジディ・ムアワッドの原作を、ドゥニ・ヴィルヌーヴが脚本・監督で映画化した。重たい作品だったが、非常に良かった。 レバノン内戦をモデルとしているが、具体的な国名は伏せられ、架空の都市名が使... - 歴史
書評・新書『父が子に教える昭和史』 柳田邦男ほか
最近、太平洋戦争直前の大正から昭和初期の歴史について興味がある。経済や社会の状況からして、現代の日本ととてもよく似ていると思うからだ。 しかし、日本の学校では近現代史を十分に教えないし(小中高とも時系列にそって勉強していくので、三学期には... - 海外文学
書評・小説 『名誉の戦場』 ジャン・ルオー
先日記事を書いた、池澤夏樹撰世界文学全集の『アデン、アラビア』と同じ巻に収められていた作品。 著者はジャン・ルオーというフランス人の作家。作家の名前も作品の名前も初めて目にしたのだが、本国フランスでは名誉あるゴンクール賞に輝いている。 物... - 海外文学
書評・小説 『メナムの残照』 トムヤンティ
タイの女性作家トムヤンティの作品で、タイでは映画化もされている有名な作品。高校生の頃、図書館で偶然見つけて読んだだが、すごく面白くて印象に残っていた。 作品の特徴を一言で言えば、タイ版『風と共に去りぬ』。第二次世界大戦下のタイ・バンコクを...