フランス文学– tag –
- 経済・社会・文化
書評 ・新書 『文芸サロン その多彩なヒロインたち』菊盛 英夫 ①
西欧の文芸サロンを古くはルネサンス期のイタリアから20世紀初頭のプルースト『失われた時を求めて』で描かれるようなフランスサロンの衰退期に至るまで、サロンの女主人公を紹介しながら纏めたもの。新書なのでやや羅列的なところはあるが、ドイツ文学史... - 海外文学
レビュー・小説 『夏に抱かれて』 フランソワズ・サガン
『夏に抱かれて 』をお得に読む もっと本をお得に読むために サガンの小説は、中高生の頃一通り読んだのだが、『心の青あざ』以降の後期の作品は、急速にサガンらしい魅力を失っているように感じて、あまり好きになれなかった。 今回読んだ『夏に抱かれて... - 映画
レビュー・映画 『危険な関係』(1959年)
『危険な関係』をお得に観る 1959年フランス制作。監督は、ロジェ・ヴァディム。出演、ジャンヌ・モロー、ジェラール・フィリップ、アネット・ヴァディム。 18世紀フランス宮廷の恋愛ゲームを描いた、ラクロの『危険な関係』を原作とした作品。同名... - 歴史
書評 『デカルト、コルネーユ、スウェーデン女王クリスティナ』 エルンスト・カッシーラー
本をお得に読む方法 ユダヤ系ドイツ人のエルンスト・カッシーラーが、ナチス政権中の亡命先スウェーデンで上梓した『デカルトー学説、人格、影響』からの抄訳フランス語版を全訳したものである。クリスティナ女王への興味から手にとったのだが、とても示唆... - 歴史
タンサン夫人
クロディーヌ=アレクサンドリーヌ・ゲラン・ド・タンサン(1682〜1749)は、18世紀フランスで最も有名なサロンを開いた。ダランベールの生みの母としても有名だが、若い頃に砲兵隊将校デトゥシとの短い情事で赤子を授かった彼女は、生後まもなく、その子...