現代作家– tag –
- 日本文学
書評・小説 『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ』 辻村 深月
母娘もの、ということで、面白そうだったので読んでみた。 実際には、母娘の葛藤だけでなく、女同士の友情というか友達関係みたいなところがかなり濃密に描かれていた。母娘の関係というのも、結局1つの女同士の関係であり、女の嫉妬やら自立やら絡んでい... - エッセイ
『趣味は読書』 斎藤 美奈子
辛口批評で知られる斎藤美奈子が、いわゆるベストセラー本を評した連載コラムをまとめたもの。斎藤美奈子の言う「善良な読者」ではない私は、いわゆるベストセラー本は余り読まないし、読んでもすぐに忘れてしまうひねくれ者の1人だが、五木寛之だろうが石... - 日本文学
『輝く日の宮』 丸谷 才一
面白かった〜。日本文学の評論家としても著名な丸谷才一が書いた、源氏物語へのオマージュのような不思議な長篇小説。 表題の『輝く日の宮』とは、『源氏物語』で、桐壺の巻のあとにかつて存在したが失われてしまったとされる巻の名前を言うのだそうだ。(... - 日本文学
書評・小説 『夜は短し歩けよ乙女』 森見登美彦
『夜は短し歩けよ乙女』をお得に読む 本をお得に読む方法 先日読んだ池澤夏樹日本文学全集の、『竹取物語』訳が面白かったので、久しぶりに森見登美彦を読んでみようかなあ、と思った。 森見登美彦さんは、ずっと以前に『太陽の塔』を読んだことがあって、... - 日本文学
『舟を編む』 三浦しをん
『舟を編む』をお得に読むには 本屋大賞に期待していない、と言いながら、『書店主フィクリーのものがたり』に続き、本屋大賞の作品が続いていますが(笑) 三浦しをんさんの作品は自分的には安定感があって読める。なんていうか、同世代の同じようなオタク...