経済と文学– tag –
- 経済・社会・文化
書評 『江戸はネットワーク』 田中 優子 ②
本書で繰り返し触れられていることにもう一つ、江戸文化の精神とも言うべき「遊び」と「笑い」の徹底、というのが挙げられる。 長い平和の時代、硬直化した身分制度は、無類のゲームや遊び好きの文化を醸成した。参加者を戦国武将に見立てた大酒会や大食会... - 経済・社会・文化
書評 『江戸はネットワーク』 田中 優子 ①
『江戸はネットワーク 』をお得に読む 本をお得に読む方法 日本近世文化、特に江戸の文化を専門とする田中優子氏の著書。松岡正剛氏とも親しく、本書の解説も松岡正剛氏が書いているし、以前読んだ松岡正剛編集『クラブとサロン』でも「連の場 十八世紀、... - 経済・社会・文化
書評『ベルリンのカフェ 黄金の1920年代』 ユルゲン・シェベラ ②
本をお得に読む方法 読みながらドイツ文化についてはまだまだ自分の勉強不足を痛感した本書だが、「編集的文化が発生する場」を考える上では、参考になることが非常に多かった。 どんな場であれば、より編集的文化が発生しやすいのか、それを事前に予測す... - 経済・社会・文化
『21世紀の資本』トマ・ピケティ ②
その前提に基づき、現在、再び大戦前に近い水準で格差拡大が進行していること、これらの問題に対処するために、国際的な枠組みでの資産税を導入する提案や、タックスヘイブンにより多大な資産、所得隠しが見逃されている問題などにも触れている。 私が経済... - 経済・社会・文化
書評 『恋愛と贅沢と資本主義」』 ヴェルナー・ゾンバルト
訳者もまえがきで言っているように、題名がまるで《一見落語の三題ばなしのようなこじつけのように感じられ》、最近流行りの資本主義批判の本かと思ってしまうが、実際には、90年近く前、マックス・ヴェーバーと並び称されたドイツの経済史大家ゾンバル...