- 日本文学
書評・小説 『首里の馬』 高山 羽根子
『首里の馬』をお得に読む 高山羽根子は、1975年富山県富山市生まれ、多摩美大を卒業後、『うどん、キツネつきの』で、創元SF短編賞を受賞してデビュー、2020年に本作で芥川賞を受賞した。 中々、とっつきにくいというか、捉えどころの難しい小説である。... - 名文、名句、引用
名言・名文・名句 『一年ののち』フランソワズ・サガン
だれも真に自分をながめる時間などありはしないのだ。そしてたいていの人たちは、ほかの人たちに瞳以外を求めていないのだ、その中に自分を写してみるために。 - 名文、名句、引用
名言・名文・名句 『優しい関係』 フランソワズ・サガン
私はいっしょに寝たことのある男性ーそれがよかったにしろ、まずかったにしろーとにかくいっしょに寝た男性にたいしてはいつも愛情を、優しいい気持ちを保ってきた。こういう例はまれであるらしい。でも、一夜のうちには、ひとつのベッドの中で、その夜と... - 経済・社会・文化
書評 『芸者と遊び 日本的サロン文化の盛衰』 田中 優子
日本のサロン文化を調べていくうちに、江戸の町民文化のネットワークの特殊性に興味を持った。そんな中で、蔦屋重三郎のことを調べているうちに、彼のその重要なネットワークは、吉原という場所で培われたことに気づく。『蔦屋重三郎 江戸芸術の演出者』... - 経済・社会・文化
『美術は宗教を超えるか』 宮下規久朗 佐藤優 ②
佐藤優氏は承知の通り、ロシアの文化史や社会史には特に詳しい。カトリックやプロテスタントとは少し違うギリシア正教の文化、共産主義と宗教との関わり、などについても興味深い知識が得られる。佐藤氏によれば、「教会破壊」で有名な独裁者スターリンは...