電子書籍は使いづらい?
電子書籍って興味はあるけど使いづらそう
本は好きだけれど電子書籍で買うには抵抗がある
そんな風に思っている方、多いと思います。
本好きの人ほど、紙の本へのこだわりがありますし、年齢が高くなってくると、
電子データで本を読み続けると目が疲れる、などの抵抗感がありますよね。
私も昔から根っからの本好きなので、常に本棚はいっぱい。
ただ、ここ数年は、電子書籍と紙の本を使い分けています。
この記事では、本好きの人、読書はアナログ派!という方にこそ、知ってほしい電子書籍のメリットを紹介します。
そしてデメリットも押さえつつ、上手に活用する方法も併せて紹介します。
- 収納場所に困らない
- 本が安く、お得に手に入る
- すぐに購入できる
- 持ち運びに便利
- メモや検索などの便利な機能が使える
収納場所に困らない
読書家にとって一番のメリットはなんといってもこれ、
電子書籍なら収納場所に困らない、ということでしょう。
美しくぎっしりと紙の本が並んだ本棚
部屋じゅう本で埋め尽くされた自分専用の書庫
読書家にとっては憧れですし、事実、私もそうでした。
でも、思いがけなく、一時的に海外に引っ越すことになり、泣く泣く処分した本はなんと五百冊近く・・・
やはり、これからは省スペースできることが最も重要だな、と実感しました。
若い頃は、置き場所のスペースない、引っ越しなどで手間やコストが余計にかかる。
歳をとってみれば、今度は終活を意識して、モノを減らしていかなければならない。
現代では、部屋中本をいっぱいにして暮らす、という憧れの生活を楽しむのは正直難しいと言わざるを得ません。
しかも、読書家、本好きな人にとって、はっきり言って、十分な本スペースというものは存在しません。
読めば読むほど、また違う本への興味が広がっていき、
残念ながら、本はこれだけあれば満足、というような状況は絶対に訪れないのは分かっているはず(笑)
だからこそ、電子書籍で買えるものは電子書籍にして、収納スペースをできるだけ節約する。
それが重要になってきます。
本が安く、お得に手に入る
アナログな人、電子書籍に不慣れな人は、意外とこのメリットに気づいていないことが多いです。
本好きの方なら知っていると思いますが、日本では紙の本は、再販価格維持制度というものがあって
たとえ売れ残りであろうが、流行を過ぎた人気の無い本であろうが、値下げをして売ることはできません。
本屋さんで勝手に割引したり、ポイント購入したりすることももちろんできません。
しかし、電子書籍については、この再販価格維持制度の対象外です。
今人気の電子書籍サービスを見てみると、新規購入は半額、中には70%引き、なんていうキャンペーンをやっています。
新規購入後も、頻繁にセールをしたり、ポイント制度を利用できたり。
もちろん、会員費や登録費など、そのサービスを利用するためのコストは一切かかりません。
Amazonやメルカリで中古本を買っている方も多いと思いますが、意外と馬鹿にならないのが送料。
電子書籍なら送料もかからないので、中古本を買うよりお得、なんてこともよくあります。
本好きが、これを使わない手はありません。
とにかく、他にコストがかからないのですから、サービスを賢く使って安く買えるものだけ買えば良いのです。
特に、電子書籍サービスは、流行の漫画や新刊に力を入れていますから、
返って、流行の過ぎた古い本やマニアックな文芸書などは、セールで売りさばかれていたりします。
古本屋のように掘り出し物を見つけて安く買うのも楽しいですし、
電子書籍なら、衛生面などから中古本に抵抗がある方でも安心して買えるのが良いですね。
どこでもすぐに購入できる
本好きな人にとって本屋はいくらいても飽きない楽しい場所ですが
いざ目当ての本を探すとなると近所の本屋は人気の新刊やビジネス書ばかり・・・なんてことありませんか?
取り寄せることもできますが、届く頃には読みたい本が変わっている、なんてことも。
少しマニアックな本を探すにはAmazonなどの通販を利用した方が断然便利ですが
それでも、紙の本だとどうしても届くまで数日かかってしまいます。
電子書籍なら読みたい本がその場ですぐに探せて、ダウンロードすることができます。
自宅で利用するのはもちろん、旅行や出張中、入院中でも好きな本を好きなだけ買うことができます。
私は、海外に住んでいる時や、出産で里帰りした時など、電子書籍がとっても便利でした。
コロナ禍で思うように大型書店に行けない、なんて時にも助かります。
これも大きなメリットの一つですね。
持ち運びに便利
出先でちょっと休憩時間ができたのに、本を持っていなかった!痛恨のミス!
本好きのあるあるだと思います。
本さえあれば、こんな移動時間や待ち時間、なんてことないのに・・・と余計に辛い気持ちになったり。
電子書籍なら、そんな時に手持ちのスマホやタブレットですぐに本を読むことができます。
専用のリーダーを使う方もいますが、最近では、大手電子書籍サービスのアプリは
どこも非常に使い勝手が良くなっていますので、たいていは自分のスマホやタブレットで読むことができます。
旅行の時も、本好きの人は、移動中やホテルなどで本を読みたいですよね。
私は昔、二週間の海外旅行で読む本を厳選するのに何日もかかった経験があります(笑)
それでも、思いのほか移動時間が長くて持ってきた本を読み切ってしまったり
我ながらなぜこの本をチョイスしてしまったのか・・・と、旅先の雰囲気に全く合わない本を持ってきてしまったり。
自分のスマホにお気に入りの本を何冊か入れておけば、そんな心配も不要ですね。
メモや検索などの便利な機能
本にアンダーラインをひいたり付箋をつけたりしながら読む、という方も多いと思います
図書館で借りた本にそんなことをするわけにはいかないですし、
紙の本にアンダーラインや書き込みをしてしまうと、もう中古本として売ることができなくなってしまいます。
大手の電子書籍サービスでは、アンダーラインやメモなどの便利な機能が付帯していてとっても便利。
難しい言葉はその場で検索できたり、注釈が自動で出てきたり、といった機能が使えるものもあります。
あと、お行儀悪く、ついつい食事をしながら読書したくなるのですが
電子書籍なら扱いやすい上、本が汚れる心配がないのもありがたいですね。
電子書籍のデメリットは?
以上、5つの電子書籍のメリットを挙げてみました。
では、電子書籍にデメリットは無いのか?
もちろんあります。
最大のデメリットは
「電子化されている書籍が限られていること」ことと、
「読みづらく、目が疲れやすい」ことの2点です。
1点目の「電子化されている書籍が限られていること」は、読書好きの人、マニアックな本を好む人には痛手ですね。
ただ、ここ数年で、書籍の電子化は急速に進んでいますので、
一昔前は紙の本でしか手に入らなかった書籍が、続々と電子化されています。
電子書籍の方が出版コストが圧倒的に低いので、
今後、絶版本の再版などは、むしろ電子書籍のみ、というケースが増えてくると予想されます。
絶版本で手に入らない、という本も、後からもう一度電子書籍で出版されていないか検索してみることをお奨めします。
2点目の、「読みづらく、目が疲れやすい」については、現時点では、解決するのが中々難しいです。
専用リーダーなどで目の負担を軽減する、というのが一番でしょう。
いくら電子書籍サービスが充実していると言っても、電子書籍に一本化した方がいい、というわけではありません。
まだまだ、電子書籍で手に入らない本は多いですし、
本好きの人にとって紙の本を全て電子書籍に切り替えるのは抵抗があるでしょう。
ただ、先に述べたように、電子書籍にはお得で使いやすい、という大きなメリットがあります。
本好きの人が、このメリットを全く使わないのは本当にもったいない!
お気に入りの本、中古本でしか手に入らない絶版本、写真や絵や質感を楽しみたい本。
そういうものは紙の本で大切に保管し、電子化されてお得に手に入れるものだけ電子書籍にする、
紙の本と電子書籍を賢く使い分けることが重要です!!
初心者におすすめの電子書籍は
電子書籍に興味が出てきたけれど、いざ調べたらサービスがたくさんあり過ぎて
どれを選んでいいか途方に暮れてしまう・・・
そんな方のために、初心者向けにどの電子書籍サービスを選ぶのが良いか、
記事にしてみました。
漫画やラノベやビジネス書ではなく、小説や文芸書を好む方むけの電子書籍サービスを紹介しています。
ネットがあまり得意じゃない方、中高年の方にもおすすめ。
大事なのは何もかも電子書籍に切り替えるのではなくて、
電子書籍のいいとこどりをして上手に活用すること。
登録だけなら無料で、他の電子サービスとのアカウントも充実した、
始めやすいものだけを選んでいますので、是非、参考にしてみてくださいね。
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