- 日本文学
書評・小説 『夫婦善哉』 織田作之助
田辺聖子の『ほっこりぽくぽく上方散歩』は、古くは万葉集から現代では庄野潤三に至るまで、本当に様々な文学の縁を紹介していて、とてもおもしろく読んだのだが、中でも印象的だったのが、田辺さんお得意の大阪「キタ」で織田作之助所縁の地をめぐる章だ... - 海外文学
書評・小説 『ヴェニスに死す』 トオマス・マン
『ヴェニスに死す』をお得に読む 本をお得に読む方法 世界中に突如新型コロナ・ウイルスの嵐が吹き荒れ、疫病の脅威を思い知った2020年2月。老作家が美少年への愛のうちにコレラに罹って退廃のヴェニスで死を遂げるという結末のこの本を手にとったのは全く... - 日本文学
書評・小説 『TOKYO愛情物語』 森瑤子
『TOKYO愛情物語』をお得に読む 本をお得に読む方法 1987年初版、森瑤子作目の短編集。「婚約」「結婚」「浮気」の各ドラマを、男と女それぞれの視点から描いて2篇ずつの構成としている。ラストは「離婚 二人の場合」という1篇だけ。 同じエピソード... - 日本文学
書評・小説 『シナという名の女』 森 瑤子
1994年に集英社から刊行された、森瑤子最後の短編集である。後半は特に濫作を批判された彼女だが、本作も16編中13編は、短編小説というにはあまりに軽い、具体的な1モティーフ、1ブランドに印象的なショート・ショートを添えた、まるでCMの絵コンテでも観... - 日本文学
書評・小説 『ひねくれ一茶』 田辺 聖子
『ひねくれ一茶』をお得に読む 本をお得に読む方法 田辺聖子さんは恋愛小説が秀逸で、そればかり読んでいたが、先日、エッセイ『ほっこりぽくぽく上方散歩』を読んで、俳句や短歌の引用が多く、著者自身も折々に触れて一句詠まれていたりしたので、この有...