- 日本文学
書評・小説 『彼女がその名を知らない鳥たち』 沼田 まほかる
沼田まほかるの作品は初めて読んだ。なんでも、湊かなえ、真梨幸子と並び、「イヤミス」=「読んだ後イヤな後味が残るミステリー」の女王として有名なそうな。 ミステリーには余り興味がないし、「イヤミス」にはなおさら興味がないのだが、インスタでも結... - エッセイ
書評・エッセイ『日日是好日 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』 森下 典子
話題の書なので、今更ながら読んでみたのだが、素直に良い本でした。 森下典子さんの、シンプルでストレートな文章がとてもとても良い。「茶道」の心得とか精神とか、そんな堅苦しいことではなく、著者の「お茶」の経験と関わりを語ったエッセイなのだが、... - 歴史
タンサン夫人
クロディーヌ=アレクサンドリーヌ・ゲラン・ド・タンサン(1682〜1749)は、18世紀フランスで最も有名なサロンを開いた。ダランベールの生みの母としても有名だが、若い頃に砲兵隊将校デトゥシとの短い情事で赤子を授かった彼女は、生後まもなく、その子... - 経済・社会・文化
書評 『十七世紀フランスのサロン サロン文化を彩る七人の女主人公たち』 川田 靖子
本をお得に読む方法 だいぶ古い本だが、『クラブとサロン』でフランスのサロンについての章を執筆していた川田靖子さんの著書。一般に、フランスサロンの全盛期は百科全書派などの活動を支えた18世紀と言われているが、本書は、その最盛期を準備した17世紀... - 日本文学
書評・小説 『なかなか暮れない夏の夕暮れ』 江國 香織
『なかなか暮れない夏の夕暮れ』をお得に読む 本をお得に読む方法 主人公は50代の男性、稔。実家は莫大な資産家で、親友の税理士大竹に言われるがままに財産管理をし、財団や親類との最低限の付き合いに顔を出し、利益にはならないソフトクリーム専門店の...