- 日本文学
書評・小説 『異人たちとの夏』 山田 太一
私にとって季節感と読書というのは結構大事で、特定の季節に特定の本を読みたくなる。特に夏を感じたい本というのはたくさんあって、先日記事を書いた池澤夏樹さんの『カイマナヒラの家』なんかもそうなのだが、シドニー・コレットの『青い夏』とか小川洋... - 日本文学
書評・小説 『若冲』 澤田 瞳子
『若冲』をお得に読む 本をお得に読む方法 2016年に東京都美術館で開催された「伊藤若冲展」が、今年になって再び福島県立美術館で開催され話題となっている。遅まきながら、直木賞候補作でもあるこの小説を読んでみた。 一応、大学で美術史を専攻していた... - 映画
レビュー・映画 『灼熱の魂』
2010年のカナダ・フランス映画。レバノン出身の劇作家ワジディ・ムアワッドの原作を、ドゥニ・ヴィルヌーヴが脚本・監督で映画化した。重たい作品だったが、非常に良かった。 レバノン内戦をモデルとしているが、具体的な国名は伏せられ、架空の都市名が使... - 日本文学
書評・小説『君の膵臓をたべたい』 住野 よる
映画化もされた話題作。高校生が主人公の青春小説。表紙からなんとなく春っぽさをイメージして手にとったのだが、ヒロインの名前が「桜良(さくら)」という以外は、春よりも初夏から夏休みの間の「一夏」的な物語だった。 正直、全然期待せずに読み始めた... - プロフィール
東大文学部卒ブロガーのMioです
こんにちは。東大文学部卒ブロガーのMioです。 2001年に東京大学文学部歴史文化学科を卒業。 「え?株式会社って全部上場しているんじゃないの?」と言うくらい常識はずれの文学少女だったのに、就職難の中、希望の出版社には全て落ちたため、なぜか大手金...