- エッセイ
書評・エッセイ 『またたび』 伊藤比呂美
軽いものが読みたいなあ、と思い、初めて伊藤比呂美のエッセイを読んでみた。始めは、ぷつぷつ切れて美しくない読みにくい文章だなーと思って、余り気乗りしないで読んでいたが、段々面白くなってきてしまい、最後の方は読み終わるのがもったいない、と思... - 映画
レビュー・映画 『柔らかな肌』
GW中にAmazonプライムで観たもう一つの映画。『灼熱の魂』が思いのほか良かったので、予備知識もなくなんとなくセレクトしてみたのだが、こちらはまあまあ。 2009年スペイン映画。日本では劇場未公開。監督は『濁った水』でベルリン国際映画祭にも招致され... - 日本文学
書評・小説 『おめでとう』 川上 弘美
『おめでとう』をお得に読む 本をお得に読む方法 川上弘美の短編集。まず何より私がこの本が好きなのは「おいしそう」だからである。 「いまだ覚めず」で、のっけから主人公は列車の中でお土産に買った笹かまぼこを食べている。あんまり美味しくないくせに... - 日本文学
書評・小説 『若冲』 澤田 瞳子
『若冲』をお得に読む 本をお得に読む方法 2016年に東京都美術館で開催された「伊藤若冲展」が、今年になって再び福島県立美術館で開催され話題となっている。遅まきながら、直木賞候補作でもあるこの小説を読んでみた。 一応、大学で美術史を専攻していた... - 映画
レビュー・映画 『灼熱の魂』
2010年のカナダ・フランス映画。レバノン出身の劇作家ワジディ・ムアワッドの原作を、ドゥニ・ヴィルヌーヴが脚本・監督で映画化した。重たい作品だったが、非常に良かった。 レバノン内戦をモデルとしているが、具体的な国名は伏せられ、架空の都市名が使...