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書評・小説『カイマナヒラの家』 池澤 夏樹
大好きな本。小説と言っていいのか、芝田満之の素敵な写真と共に、池澤夏樹の趣ある文章で語られるショートストーリーの数々をまとめた、まるで詩集と写真集と小説の間にあるような本だ。 池澤夏樹は結構読んでいるのだが、長篇小説よりも、『きみが住む星... - 日本文学
書評・小説 『あの家に暮らす四人の女』 三浦 しをん
またまた三浦しをんである。instagramで度々投稿されていて気になっていた。テレビを全く見ない私は、読んでググッてから知ったのだが、ドラマ化もされる話題作らしい。 「ねえ、気づいてる?」「私たち、『細雪』に出てくる四姉妹と同じ名前なんだよ」 と... - 日本文学
書評・小説 『ダブル・ファンタジー』 村山 由佳
35歳で脚本家としてキャリアも収入も十分な主人公の女性が、安寧だけれども満たされない夫婦生活を捨てて、自由で奔放な恋愛とセックスに走る物語なのだが・・・前半は、かなり不満いっぱいで適当に読み飛ばした。 大体において、『失楽園』に代表される... - 日本文学
書評 小説 『ラッフルズ・ホテル』 村上龍
『ラッフルズホテル 』をお得に読む 本をお得に読む方法 1989年村上龍の作品。最近、このあたりの作品をたまに読み返している。ストーリーは読んだ瞬間から忘れてしまいそうなくらいどうでもいい(失礼!)。読み返してみてまず感じるのは、ある種の「こっ... - 日本文学
書評・小説『恋にあっぷあっぷ』 田辺 聖子
Amazonでまとめ買いしたから良いものの、書店では思わず手にとるのが躊躇われるようなタイトルの「おせいさん」こと田辺聖子お馴染みのラブストーリー。田辺聖子によくあるパターン、別に不満もないのんびりとした主婦が、外に働き出るうちに自分の魅力や...