日本文学– category –
- 日本文学
書評・小説 『舞姫』『雁』 森鴎外
『舞姫』をお得に読む 本をお得に読む方法 須賀敦子さんの『遠い朝の本たち』で、敦子さんのお父様が森鴎外を殊の外気に入っていたエピソードに触れ、久しぶりに読んでみたくなった。中高生の頃に、『舞姫』やら『山椒大夫』やら、通過儀礼的に夏目漱石と... - 日本文学
『スナックちどり』 よしもとばなな
よしもとばななは、ものすごく思い入れがある作家というわけではないけれど、思春期の通過儀礼的に、旬の頃の作品は結構読んだ。その頃一番好きだったのは、『白河夜船』かな。 大人になってからは、『世界の旅』シリーズや『デッドエンドの思い出』『まぼ... - 日本文学
『ぼんち』 山崎 豊子
面白すぎて一気読み。 大阪の旧い商家を舞台にした著者得意の「船馬もの」である。『女系家族』とよく似た設定だが、こちらの方が断然登場人物がいきいきとして面白い。 山崎豊子は、魅力的な男性を描くのがほんとに上手いなあ、と感心させられる。主人公... - 日本文学
『女系家族』山崎 豊子
山崎豊子は、社会の巨悪を暴く!って感じのイメージがあるけれど、実は、大阪の老舗商家が集まる舟場出身のお嬢様(いとさま)。だから、京阪神の雅で豪奢な風俗を描いて楽しむスノビッシュなところもあったりして、それも読む楽しみの一つ。 こちらの作品も... - 日本文学
書評・小説 『騎士団長殺し』 村上 春樹
『騎士団長殺し』をお得に読む もっと本をお得に読むために 村上春樹は好きなのである。もともと、『ダンス・ダンス・ダンス』や『世界の終りとハードボイルドワンダーランド』などの長篇小説が大好きで、それから短篇やエッセイを読むようになってまた好...