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書評・小説 『真珠の耳飾りの少女』 トレイシー・シュバリエ
昨年から日本最大のフェルメール展が上野の森美術館、そして現在では大阪市立美術館で開催され大きな話題になっているが、この作品は、ヨハネス・フェルメールの超有名な「真珠の耳飾りの少女」の誕生秘話を綴ったフィクションである。2003年にスカーレッ... - 海外文学
書評・小説 『初夜』 イアン・マキューアン
『初夜』をお得に読む 本をお得に読む方法 英ブッカー賞受賞作家イアン・マキューアンの中篇小説。 まだ「貞節」ということが社会的に大きな意味を持っていた1960年代初頭の英国で、文字通り結婚式を挙げたばかりの新婚カップルの「初夜」を、綿密な繊... - 海外文学
書評・小説 『書店主フィクリーのものがたり』 ガブリエル・ゼヴィン
本屋マイブームの中、近所の独立系書店を訪れて、試しに買ってみた。2016年本屋大賞の翻訳小説部門第1位らしく、失礼ながら本屋大賞には大して期待していなかったのだが、結果、この本はとても良かった。国内の現代作家には辛い点をつける私、個人的に翻訳... - 海外文学
書評・小説 『マーシイ』 トニ・モリスン
カズオ・イシグロの『浮世の画家』の記事でも書いたが、ある種の物語性の強い海外小説というのは批評するのがとても難しい。しかし、これほど批評しにくいものもないのではないか、というくらい難しいのがトニ ・モリスン。それは、カズオ・イシグロの比で... - 海外文学
『浮世の画家』 カズオ・イシグロ
実は読むのは3度目。カズオイシグロの作品は、いかにも海外文学らしいというか、本当に繊細で微妙な作風なので、レビューするのをついつい怠ってしまい、結果、なんの話だったかすらあまり覚えてなかったり…(笑)この手の作品って、ただ物語に乗って漂って...