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『ロビンソン・クルーソー』 ダニエル・デフォー ②
本をお得に読む方法 『ロビンソン・クルーソー』は、ニーチェが「神は死んだ」と宣う200年近くも前に書かれた小説であり、娯楽小説と言えども、やはりそこには敬虔なピューリタン思想が全篇に満ちている。主人公のロビンソンは繰り返し神の救いと刑罰に言... - 海外文学
『ロビンソン・クルーソー』 ダニエル・デフォー①
『ロビンソン・クルーソー』をお得に読む 本をお得に読む方法 言わずと知れた古典的名作だが、元々好きなジャンルでもなく、18世紀初頭に書かれたこの冒険的小説をわざわざ読んでみようとは思っていなかった。興味を持ったのは、文化史や経済史の本を読ん... - 海外文学
『楽園への道』 マリオ・バルガス・リョサ
ラテンアメリカ文学の大御所、マリオ・バルガス=リョサの長編。主人公は、有名なポール・ゴーギャンと、その祖母で《スカートをはいた扇動者》と呼ばれた社会活動家のフローラ・トリスタン。この二人のそれぞれの「時代への反逆」そして「ユートピアの追... - 海外文学
書評 『おだやかな死』 シモーヌ・ド・ボーヴォワール
実存主義とフェミニズム運動の提唱者として知られるボーヴォワールが、癌で死んでいく母親の姿を綴った本。 先日、母方の叔父が癌で急逝した。私自身、14歳の時、父親が47歳という若さで急性心不全で亡くなっている。大学生の頃には、父方の叔母が、や... - 海外文学
書評・小説 『名誉の戦場』 ジャン・ルオー
先日記事を書いた、池澤夏樹撰世界文学全集の『アデン、アラビア』と同じ巻に収められていた作品。 著者はジャン・ルオーというフランス人の作家。作家の名前も作品の名前も初めて目にしたのだが、本国フランスでは名誉あるゴンクール賞に輝いている。 物...