読書と書評– category –
- 読書と書評
書評・小説 『水の家族』 丸山 健二
本をお得に読む方法 丸山健二は、知る人ぞ知る小説家である。 1966年に『夏の流れ』で第23回文学界新人賞受賞、翌年、同作で芥川賞を受賞。芥川賞を受賞した時は23歳で、これは2004年に綿矢りさが19歳で記録を更新するまで、40年近くにわたって芥川賞最年... - 読書と書評
名言・名文・名句 『ぐるりのこと』 梨木香歩
肌身が経験する、圧倒的なリアリティの中へ参加している、という感覚は、私にいつでも、未だかつて語られたことのない言葉を使いたい、と、強く欲求させる。そうでなくてどうしてこの、常に新しくあり続ける「今、この瞬間、この場所で」というリアリティ... - 読書と書評
『印象派はこうして世界を征服した』 フィリップ・フック ②
『印象派はこうして世界を征服した』をお得に読む 本をお得に読む方法 『印象派はこうして世界を征服した』 フィリップ・フック ①の記事の続き。 この本を読んで個人的に興味深かった点は主に3つある。「印象派作品はアウトサイダーによって見いだされ... - 読書と書評
『印象派はこうして世界を征服した』 フィリップ・フック ①
『印象派はこうして世界を征服した』をお得に読む 本をお得に読む方法 二大オークション会社サザビーズとクリスティーズで印象派のディレクターを務めた経験のあるフィリップ・クックの著書。これは、印象派の様式や美術論についての本ではない。印象派の... - 読書と書評
書評・小説 『冬の物語』 イサク・ディネーセン
『冬の物語』をお得に読む 本をお得に読む方法 Instagramのフォロワーさんからご紹介いただいた、大好きなディネーセンの短編集。以前読んだ『7つのゴシック物語』が忘れられなくて、少しでもデンマークの冬景色が偲ばれる季節になってからゆっくり読みた...