読書と書評– category –
- 読書と書評
書評・小説 『青が散る』 宮本 輝
『青が散る』をお得に読む 本をお得に読む方法 いやー良かった。日本の現代作家の小説で、久々に浸りきって読んだ気がする。宮本輝も、森瑤子や村上春樹と同じく、母親の本棚から勝手に取り出して読み始めたのは中学生の頃、『螢川』より『泥の河』の方が... - 読書と書評
書評・小説 『秋の日の ヴィオロンの ため息の』 森 瑤子
『秋の日のヴィオロンのため息の』をお得に読む 本をお得に読む方法 ちょっと(実はかなり)恥ずかしいことを打ち明けるのだが・・・森瑤子が好きである。いや、好き、というほどではないけれど、多くの文学少女がかつて来た道、彼女を通して思春期にフラ... - 読書と書評
書評・小説 『マチネの終わりに』 平野 啓一郎
『マチネの終わりに』をお得に読む 2015年3月から2016年1月まで毎日新聞で連載された平野啓一郎の長編小説。昨年(2019年)に福山雅治、石田ゆり子主演で映画化され話題となっていて、Instagramでも度々投稿されていたので、読んでみた。 いろんなところで... - 読書と書評
書評 『カフェの文化史 ボヘミアンの系譜 スフィフトからボブ・ディランまで』 スティーブ・ブラッドショー ②
ヨーロッパからアメリカまで、様々な国、時代の芸術家や文人たち、そして彼らが訪れたカフェの名前など、横溢する文化的知識と固有名詞に埋没してしまいそうだが、タイトルに「カフェの文化史」(Cafe Society)と銘打っている通り、カフェの社会的な側面... - 読書と書評
書評 『カフェの文化史 ボヘミアンの系譜 スフィフトからボブ・ディランまで』 スティーブ・ブラッドショー ①
1984年出版の古い本だが、タイトルに惹かれて読んでみた。内容はそれなりに面白いのだが、しかし、読みにくい。イギリスのフリーライターが書いたものだそうだが、いかにも知的エリートイギリス人らしく、持って回ったニヒルな言い方の上に、読者サイドに...