読書と書評– category –
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書評・エッセイ『日日是好日 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』 森下 典子
話題の書なので、今更ながら読んでみたのだが、素直に良い本でした。 森下典子さんの、シンプルでストレートな文章がとてもとても良い。「茶道」の心得とか精神とか、そんな堅苦しいことではなく、著者の「お茶」の経験と関わりを語ったエッセイなのだが、... - 読書と書評
書評 『十七世紀フランスのサロン サロン文化を彩る七人の女主人公たち』 川田 靖子
本をお得に読む方法 だいぶ古い本だが、『クラブとサロン』でフランスのサロンについての章を執筆していた川田靖子さんの著書。一般に、フランスサロンの全盛期は百科全書派などの活動を支えた18世紀と言われているが、本書は、その最盛期を準備した17世紀... - 読書と書評
書評・小説 『なかなか暮れない夏の夕暮れ』 江國 香織
『なかなか暮れない夏の夕暮れ』をお得に読む 本をお得に読む方法 主人公は50代の男性、稔。実家は莫大な資産家で、親友の税理士大竹に言われるがままに財産管理をし、財団や親類との最低限の付き合いに顔を出し、利益にはならないソフトクリーム専門店の... - 読書と書評
書評・小説 『すいかの匂い』 江國 香織
『すいかの匂い』をお得に読む 本をお得に読む方法 これも、夏が近づいてくると、なにげなく手にとってしまう類の本。 少女の夏の物語11篇。少女と言っても、10歳には届かない、本当に小さな子供くらいの年齢だ。昭和のノスタルジックな空気が溢れている。... - 読書と書評
書評・小説 『テレーズ・ラカン』 エミール・ゾラ
『テレーズ・ラカン 』をお得に読む 本をお得に読む方法 エミール・ゾラ初期の中篇小説。2019年春の岩波文庫リクエスト復刊。1953年、マルセル・カルネ監督作品のフランス映画『嘆きのテレーズ』の原作となっている。 19世紀のフランス・パリの裏街。単調...