読書と書評– category –
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書評・エッセイ 『すべての女は美しい』荒木 経惟
エッセイはそんなにたくさん読む方ではないが、大好きで何度も読み直してしまうエッセイというのがあって、荒木陽子さんの『愛情生活』はそのうちの一つだ。この本の著者である天才写真家アラーキーの妻である。私はモダンアートは余りよく知らないし、写... - 読書と書評
『趣味は読書』 斎藤 美奈子
辛口批評で知られる斎藤美奈子が、いわゆるベストセラー本を評した連載コラムをまとめたもの。斎藤美奈子の言う「善良な読者」ではない私は、いわゆるベストセラー本は余り読まないし、読んでもすぐに忘れてしまうひねくれ者の1人だが、五木寛之だろうが石... - 読書と書評
『本屋、はじめました』 辻山 良雄
最近、本をめぐる新しい仕事のカタチというものに興味があって、この手の本をぽつぽつ読みはじめている。 先日読んだ『ローカル・ブックストアである福岡ブックスキューブリック』に引き続き、東京・荻窪に小さな新刊書店「Title」を開業した辻山良雄さん... - 読書と書評
『輝く日の宮』 丸谷 才一
面白かった〜。日本文学の評論家としても著名な丸谷才一が書いた、源氏物語へのオマージュのような不思議な長篇小説。 表題の『輝く日の宮』とは、『源氏物語』で、桐壺の巻のあとにかつて存在したが失われてしまったとされる巻の名前を言うのだそうだ。(... - 読書と書評
『赤頭巾ちゃん気をつけて』 庄司薫
この本は、『ローカルブックストアである福岡ブックスキューブリック』で大井実さんが取り上げていて興味を持った。初版昭和44年という相当に古い本だが、当時は若手作家が芥川賞受賞し三島由紀夫も絶賛、村上春樹のように一斉を風靡したのだと言う。私は...