読書と書評– category –
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書評・小説 『ダブル・ファンタジー』 村山 由佳
35歳で脚本家としてキャリアも収入も十分な主人公の女性が、安寧だけれども満たされない夫婦生活を捨てて、自由で奔放な恋愛とセックスに走る物語なのだが・・・前半は、かなり不満いっぱいで適当に読み飛ばした。 大体において、『失楽園』に代表される... - 読書と書評
書評・小説 『夜はやさし』 スコット・フィッツジェラルド
『夜はやさし』をお得に読む 本をお得に読む方法 フィツジェラルドの最長作品で、自伝的要素が強いとされている作品である。若く優秀なアメリカ人の精神科医ディックは、患者である大富豪の美しい娘ニコルと恋に落ちて結婚する。しばらくはディックは富も... - 読書と書評
書評・小説 『真珠の耳飾りの少女』 トレイシー・シュバリエ
昨年から日本最大のフェルメール展が上野の森美術館、そして現在では大阪市立美術館で開催され大きな話題になっているが、この作品は、ヨハネス・フェルメールの超有名な「真珠の耳飾りの少女」の誕生秘話を綴ったフィクションである。2003年にスカーレッ... - 読書と書評
書評 小説 『ラッフルズ・ホテル』 村上龍
『ラッフルズホテル 』をお得に読む 本をお得に読む方法 1989年村上龍の作品。最近、このあたりの作品をたまに読み返している。ストーリーは読んだ瞬間から忘れてしまいそうなくらいどうでもいい(失礼!)。読み返してみてまず感じるのは、ある種の「こっ... - 読書と書評
書評・小説『恋にあっぷあっぷ』 田辺 聖子
Amazonでまとめ買いしたから良いものの、書店では思わず手にとるのが躊躇われるようなタイトルの「おせいさん」こと田辺聖子お馴染みのラブストーリー。田辺聖子によくあるパターン、別に不満もないのんびりとした主婦が、外に働き出るうちに自分の魅力や...