読書と書評– category –
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書評・小説 『マーシイ』 トニ・モリスン
カズオ・イシグロの『浮世の画家』の記事でも書いたが、ある種の物語性の強い海外小説というのは批評するのがとても難しい。しかし、これほど批評しにくいものもないのではないか、というくらい難しいのがトニ ・モリスン。それは、カズオ・イシグロの比で... - 読書と書評
書評・小説 『女であること』 川端 康成
川端康成の小説を一通り読んでいたのは、10代後半から20代前半にかけてだったと思うので、再読は20年ぶり近くになるのか。この作品が特に印象深かったわけではないが、kindleで購入できたのと、タイトル的に、一応妻となり母となった後に読んだらまた感じ... - 読書と書評
『浮世の画家』 カズオ・イシグロ
実は読むのは3度目。カズオイシグロの作品は、いかにも海外文学らしいというか、本当に繊細で微妙な作風なので、レビューするのをついつい怠ってしまい、結果、なんの話だったかすらあまり覚えてなかったり…(笑)この手の作品って、ただ物語に乗って漂って... - 読書と書評
書評・小説 『舞姫』『雁』 森鴎外
『舞姫』をお得に読む 本をお得に読む方法 須賀敦子さんの『遠い朝の本たち』で、敦子さんのお父様が森鴎外を殊の外気に入っていたエピソードに触れ、久しぶりに読んでみたくなった。中高生の頃に、『舞姫』やら『山椒大夫』やら、通過儀礼的に夏目漱石と... - 読書と書評
書評 『ヨーロッパのカフェ文化』クラウス・ティーレ=ドールマン
ドイツの作家・ジャーナリストであるクラウス・ティーレ=ドールマンがヨーロッパの古今東西の有名カフェを紹介しながら、それぞれの都市のカフェ文化について綴ったエッセイ。今まで読んだ本は、英仏のカフェ文化に触れたものが多かったが、ドイツの作家...