読書と書評– category –
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書評・エッセイ 『反戦の手紙』 ティツィアーノ・テルツァーニ
イタリア人ジャーナリストの筆者が、アメリカへ中東・アフガニスタンでの反戦を訴えた一連の寄稿をまとめた本である。発表した当時、テロへの復讐に燃えるアメリカでは相当な反響があったようだ。 筆者は、中東とアメリカとの関係を、アメリカを中心とする... - 読書と書評
書評・小説 『説得』 ジェーン・オースティン
ジェーン・オースティンは、最近改めて読んで、面白さにハマッている作家の一人である。 この作品、ストーリーはさほど手が込んでいるわけではない。主人公で準男爵の娘であるアン・エリオットは、19歳の頃、海軍軍人のウェントワースと恋に落ち... - 読書と書評
書評 『フランス絵画史 ルネッサンスから世紀末まで』 高階 秀爾 ②
ロマン主義やバルビゾン派が出てくるあたりから、革新的な絵画が「主題」ということの新しさと「表現」ということの新しさの二つの潮流に分かれていくところは、とても興味深い。ある時は、「主題」の目新しさが、斬新な「表現」を生むかと思えば、革新的... - 読書と書評
書評 『フランス絵画史 ルネッサンスから世紀末まで』 高階 秀爾 ①
印象派前後の歴史的推移を知るには、同じ高階先生の「近代絵画史」という新書がとてもわかりやすかったのだが、こちらはもう少しフランス絵画に的を絞った本である。 以前、「想像力と幻想」の記事でも書いたのだが、高階先生の本は、歴史の「流れ」とか「... - 読書と書評
書評 『想像力と幻想』 高階 秀爾
『想像力と幻想』をお得に読む 本をお得に読む方法 実は、大学で美術史学というものを専攻していた。なのに、私、実は余り絵とか観るの好きではない。って言うか、あんまし興味が無い。それなのになぜ!?と聞かないで下さい(笑) 美術史を専攻した理由の...