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- 経済・社会・文化
書評 『ルネッサンス夜話 近代の黎明に生きた人びと』 高階 秀爾 ②
本書の美術についてのエピソードあれこれも面白いが、もう一つ個人的に興味を惹かれたのは、ルネッサンス美術の思想的な母体となった人文主義についてだ。 事実、中世末期から初期ルネッサンスにかけて、アルプスの北においては、文化の中心は城であり、し... - 経済・社会・文化
書評 『ヴェネツィアのパトロネージ』 ローナ・ゴッフェン
イタリア・ルネサンス美術の大家であるローナ・ゴッフェンの処女作で、副題は「ベッリーニ、ティツィアーノの絵画とフランチェスコ修道会」。ヴェネツィアのサンタ・マリア・グロリオーザ・デ・フラーリ聖堂、及びその聖堂に掲げられているベッリーニの【... - 海外文学
書評・小説 『リスボンへの夜行列車』 パスカル・メルシェ
『リスボンへの夜行列車』をお得に読む 本をお得に読む方法 スイスの作家、パスカル・メルシェのベストセラー小説。表紙帯に「哲学小説」と銘打たれていたので、哲学アレルギーの私は少々身構えてしまったが、難しい表現や思想を論じたところはほとんど無... - 経済・社会・文化
書評 『ヴェネツィア 美の都の一千年』 宮下 規久朗
ヴェネツィアの建築、彫刻、絵画の歴史について、美術史家の宮下規久朗さんが、ヴェネツィア現地で見られる作品を主に解説したもの。宮下さんの美術書はとても面白くて、このブログでも『聖と俗 分断と架橋の美術史』『美術の力』など、何度か紹介してい... - 経済・社会・文化
書評 『サピエンス全史』 ユヴァル・ノア・ハラリ ②
本をお得に読む方法 先史(著者が嫌っているにも関わらず便利なのでこの言葉を使わせてもらうが)のサピエンス史について興味深い視点を提供してくれる前半部分に比べ、有史以降の歴史については、さほど本書に目新しい部分はないように思う。 主に思想宗...