哲学– tag –
- 海外文学
書評・小説 『ヴェニスに死す』 トオマス・マン
『ヴェニスに死す』をお得に読む 本をお得に読む方法 世界中に突如新型コロナ・ウイルスの嵐が吹き荒れ、疫病の脅威を思い知った2020年2月。老作家が美少年への愛のうちにコレラに罹って退廃のヴェニスで死を遂げるという結末のこの本を手にとったのは全く... - 経済・社会・文化
書評 『サロンの思想史 デカルトから啓蒙思想へ』 赤木昭三・赤木富美子 ②
後半から、やっと具体的なサロンの記述に入る。サロンの定義として冒頭に、ハイデン・リンシュ『ヨーロッパのサロン 消滅した女性文化の頂点』で弓削尚子氏の訳を引用している。また、サロン女主人の紹介が、ランブイエ侯爵夫人から始まるあたりは、川田靖... - 経済・社会・文化
書評 『サロンの思想史 デカルトから啓蒙思想へ』 赤木昭三・赤木富美子 ①
サロンに関する本も、松岡正剛ら編著『クラブとサロン なぜ人びとは集うのか』を皮切りに、ハイデン・リンシュ『ヨーロッパのサロン』、川田靖子『十七世紀フランスのサロン』、菊盛英夫『文芸サロン その多彩なヒロインたち』と順に読んでいき、5冊目とな... - 日本文学
書評・小説『風の歌を聴け』 村上春樹
言わずと知れた村上春樹のデビュー作である。 村上春樹の小説は一通り読んでいるので、こちらも10年以上前に読んでいるはずだが、それほど印象に残っていなかった。佐渡島庸平さんが『We are lonely, but not alone』の巻末に色々お薦めの図書を紹介してい... - 歴史
書評 『デカルト、コルネーユ、スウェーデン女王クリスティナ』 エルンスト・カッシーラー
本をお得に読む方法 ユダヤ系ドイツ人のエルンスト・カッシーラーが、ナチス政権中の亡命先スウェーデンで上梓した『デカルトー学説、人格、影響』からの抄訳フランス語版を全訳したものである。クリスティナ女王への興味から手にとったのだが、とても示唆...