- 経済・社会・文化
書評 『フランス絵画史 ルネッサンスから世紀末まで』 高階 秀爾 ②
ロマン主義やバルビゾン派が出てくるあたりから、革新的な絵画が「主題」ということの新しさと「表現」ということの新しさの二つの潮流に分かれていくところは、とても興味深い。ある時は、「主題」の目新しさが、斬新な「表現」を生むかと思えば、革新的... - 経済・社会・文化
書評 『フランス絵画史 ルネッサンスから世紀末まで』 高階 秀爾 ①
印象派前後の歴史的推移を知るには、同じ高階先生の「近代絵画史」という新書がとてもわかりやすかったのだが、こちらはもう少しフランス絵画に的を絞った本である。 以前、「想像力と幻想」の記事でも書いたのだが、高階先生の本は、歴史の「流れ」とか「... - 経済・社会・文化
書評 『想像力と幻想』 高階 秀爾
『想像力と幻想』をお得に読む 本をお得に読む方法 実は、大学で美術史学というものを専攻していた。なのに、私、実は余り絵とか観るの好きではない。って言うか、あんまし興味が無い。それなのになぜ!?と聞かないで下さい(笑) 美術史を専攻した理由の... - 海外文学
書評・小説 『アドルフ』 バンジャマン・コンスタン
フランスロマン主義を代表する作家と言われるバンジャマン・コンスタン。心理主義小説の先駆けとして知られるそうだが、確かに、綿密な心理描写は、時代の隔たりを忘れさせるほど真に迫っていて、見事な作品であった。 古典的作品だけあり、ストー... - 海外文学
書評・小説 『制作』 エミール・ゾラ②
『制作』をお得に読む 本をお得に読む方法 『ナナ』や『居酒屋』も、当時のパリの市民生活の様子が、手にとるように生き生きと伝わってくるところが素晴らしいのだが、『制作』は、また違った感動を与えてくれる。作品中、クロードの少年時代からの無二の...