- エッセイ
『本屋、はじめました』 辻山 良雄
最近、本をめぐる新しい仕事のカタチというものに興味があって、この手の本をぽつぽつ読みはじめている。 先日読んだ『ローカル・ブックストアである福岡ブックスキューブリック』に引き続き、東京・荻窪に小さな新刊書店「Title」を開業した辻山良雄さん... - 日本文学
『輝く日の宮』 丸谷 才一
面白かった〜。日本文学の評論家としても著名な丸谷才一が書いた、源氏物語へのオマージュのような不思議な長篇小説。 表題の『輝く日の宮』とは、『源氏物語』で、桐壺の巻のあとにかつて存在したが失われてしまったとされる巻の名前を言うのだそうだ。(... - 日本文学
『赤頭巾ちゃん気をつけて』 庄司薫
この本は、『ローカルブックストアである福岡ブックスキューブリック』で大井実さんが取り上げていて興味を持った。初版昭和44年という相当に古い本だが、当時は若手作家が芥川賞受賞し三島由紀夫も絶賛、村上春樹のように一斉を風靡したのだと言う。私は... - 経済・社会・文化
『21世紀の資本』トマ・ピケティ ②
その前提に基づき、現在、再び大戦前に近い水準で格差拡大が進行していること、これらの問題に対処するために、国際的な枠組みでの資産税を導入する提案や、タックスヘイブンにより多大な資産、所得隠しが見逃されている問題などにも触れている。 私が経済... - 経済・社会・文化
『21世紀の資本』 トマ・ピケティ ①
数年前に話題になっていたこの本。自分時間ゼロとなる子供たちの長期休暇に阻まれながら、読了するのに何ヶ月かかったかは内緒です(笑) 高校時代は数学の赤点記録絶賛更新中だった私が果たして読めるのか!?と思っていたら、数学は殆ど必要のない内容で、...