- 経済・社会・文化
書評 『複製技術時代の芸術』ヴァルター・ベンヤミン
20世紀ドイツの思想家ベンヤミンのエッセイ4話を収録。ベンヤミンと本書の名前については、白川昌夫の名著『美術、市場、地域通貨をめぐって』で何度か触れられており、興味を持った。 ベンヤミンはマルクス主義者なのでファシズムやソビエトの政治などに... - 日本文学
『山椒大夫』 森鴎外
『山椒大夫』をお得に読む 本をお得に読む方法 またまた森鴎外である。今更ながら鴎外先生に首ったけである。 有名な説教節の演目の一つ『さんせう太夫』、子供向け説話としては『安寿と厨子王』として知られる作品を基にしたごく短い短編。 全く予備知識... - 日本文学
『阿部一族』 森鴎外
『阿部一族』をお得に読む 本をお得に読む方法 今更ながらの森鴎外ブームでkindle無料版にてまずはこちらを読んだが、いきなり衝撃作であった。 あらすじについては説明しない。この作品は、有名な明治天皇崩御時の乃木希典殉死事件を受けて書かれたものと... - 日本文学
書評・小説 『夜は短し歩けよ乙女』 森見登美彦
『夜は短し歩けよ乙女』をお得に読む 本をお得に読む方法 先日読んだ池澤夏樹日本文学全集の、『竹取物語』訳が面白かったので、久しぶりに森見登美彦を読んでみようかなあ、と思った。 森見登美彦さんは、ずっと以前に『太陽の塔』を読んだことがあって、... - 日本文学
『舟を編む』 三浦しをん
『舟を編む』をお得に読むには 本屋大賞に期待していない、と言いながら、『書店主フィクリーのものがたり』に続き、本屋大賞の作品が続いていますが(笑) 三浦しをんさんの作品は自分的には安定感があって読める。なんていうか、同世代の同じようなオタク...