おすすめ絵本13『ちか100かいだてのいえ』 


ちか100かいだいえ』

作:いわいとしお 出版社:偕成社

「絵を楽しむ」ことを教えてくれる100かいだてシリーズ。何回読んでも新しい発見があり、隅々まで楽しめます。

《概要》

ある日、クウちゃんがお風呂に入ってくると、お風呂の中からぴょっこり顔が覗いて、、、「ちか100かいのパーティー」に招待されました。火山のふもとから転がり落ちた穴は地下100階建てになっていて、10階ごとに違う動物が住んでいます。それぞれの動物に挨拶しながら地下100階を目指していくと、そこには、、、

《おすすめタイプ》

 絵を楽しむだけなら1、2歳から。動物がたくさん出てきますので生き物好きのお子さんにもおすすめです。

《おすすめポイント》

こちらは2015年初版と、比較的新しい絵本ですが、大人気のシリーズですね。「100かいだてのいえ」が地上だったり、地下だったり、海の中だったりしますが、10階ごとに違う生き物が住んでいる、というコンセプトが面白い。

「東大卒ママの子供に絵本をえらぶポイント4つを紹介」の記事で書いたように、とにかく絵本は「絵がおもしろい」ことが重要。ついついストーリーや中身が良いものを、、、と思いがちですが(私です笑)、小さい子供は絵本の言葉より絵に注目しています。中身はまだあまり理解できていなくても、絵本を開いて眺めているだけでなんだか楽しい、ママと一緒に絵本を開くその体験が嬉しい、と感じてくれたら、それだけで大成功。時間が経てば自然に自分で本を読んでくれるようになってきます。

この本はストーリーこそシンプルですが、10階ごとに住んでいる動物たちの様子が事細かく描かれていて、とにかく見ているだけで楽しい。シリーズのどれも楽しいのですが、私が敢えて「ちか100かいだて」を選んだのは、土の中で生活している動物のセレクトが面白かったからです。うさぎさんから始まって、アライグマ、セミの幼虫、ダンゴムシ、蟻、ミミズ、ハリネズミ、トカゲ、もぐら、そして亀、と、みんなそれぞれのおうちでお仕事したり、ご飯を食べたり、赤ちゃんを育てたり、の生活ぶりが楽しく描かれています。

セミの幼虫が大人になると地上に出て成虫になる、とか、蟻はアブラムシのお尻から出る蜜を集める、とか、トカゲはしっぽが切れてもまた生えてくる、とか、結構細かい生き物知識も載っているので、生き物好きにはたまらない。生き物にあまり興味が無い子でも、ダンゴムシがボーリングやバスケットボールやスノードームなんかで遊んでいるのが面白いね、とか、ハリネズミさんの集める宝石が素敵だね、とか、色んな方面で「とっかかり」と「広がり」を見つけることができます。

『バムとケロ』シリーズと同じく、こういう絵本こそ手元に置いて、何度も何度も眺めて楽しめるといいなあ、と思います。「これ読んでー」と何度も子供が持ってきても、「またそれー?」なんて言わないで(私です笑)、大人も読み返すたびに新しい発見がある絵本だと思います。

ちなみに、この「100かいだて」シリーズは大型版とミニサイズ版があって、うちはミニの方でシリーズを揃えましたが、1、2歳児からお家で楽しむなら、大型版も良いかもしれません。ミニの方でも十分絵は楽しめますので、持ち歩きの可能性や収納スペースを考えて好きな方を選べば良いと思いますよ。

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