おすすめ絵本15 『ゆきのしたのおともだち』


ゆきのしたのおともだち

さく:ばんたくま 出版社:くもん出版

一面の雪の下には、思わぬ世界が広がっている。子供の想像力を膨らませる温かな絵が楽しい絵本。

《概要》

外は雪。巣穴に閉じこもって誰とも遊べないうさぎさんのところに、なんと穴を掘ってもぐらがやってきた。二人は、穴をどんどん掘って、きつねさん、いのししさん、くまさんのお家へ遊びに行きます。どんなに雪が降っていても、穴の中のお家は暖かくて快適。みんなで楽器を演奏したり、絵を描いたり、最後はホットケーキを食べてから、おやすみなさい。

《おすすめタイプ》

2、3歳くらいから。文章が読みやすいので、6、7歳になってから自分で読むのにもおすすめ。動物好き、音楽やお絵かきが好きな子も。

《おすすめポイント》

これまた2016年初版という新しい絵本。しかも、作者のばんたくまさんは、それまで会社員をやっていて、この絵本がデビュー作だとか。

この絵本の良いところは、何と言っても絵。ちょっと稚拙かな?というくらいのほのぼのとした絵がいいんです。ほのぼのとしているけれど、色彩がとても鮮明で美しく、動物たちのお部屋の細部まで描かれているのも、見ていて飽きません。

穴を掘って進んでいくシーンでは、冬眠中の虫さんやりすさんが隠れていたり、いのししさんのお部屋では、いろんな動物の絵が飾ってあったり、旧式の柱時計や薪ストーブなんかが置いてあったり、子供が絵をじっくり見ていろんな発見ができるような仕掛けがたっぷりあります。

ストーリーはとってもとってもシンプルなんですが、そうやって絵の細部まで楽しめたり、音楽が好きな子はピアノの得意なきつねさんの部屋に、お絵描きが好きな子は絵描きのいのししさんの部屋に、食いしん坊の子は美味しいホットケーキが作れる立派なキッチンがあるくまさんの部屋に、と、子供の興味に合わせて「とっかかり」や「広がり」を見つけやすいのが、この本の魅力だと思います。

寒い季節の「Stay Home」にはぴったりの絵本です。

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