読書と書評– category –
- 読書と書評
書評 『ベルリンのカフェ 黄金の1920年代』 ユルゲン・シェベラ ①
本をお得に読む方法 いつもながら、サロン・クラブ・カフェなど「編集的文化が発生する場」を研究する一環として。 1920年代のベルリンというのは特別な意味がある。以前読んだ、NTT出版の共著『クラブとサロン』でも、長澤均さんが「狂乱の夜、歓楽の夜 ... - 読書と書評
書評・小説 『あの家に暮らす四人の女』 三浦 しをん
またまた三浦しをんである。instagramで度々投稿されていて気になっていた。テレビを全く見ない私は、読んでググッてから知ったのだが、ドラマ化もされる話題作らしい。 「ねえ、気づいてる?」「私たち、『細雪』に出てくる四姉妹と同じ名前なんだよ」 と... - 読書と書評
書評・哲学『反哲学入門』 木田 元
やっと出会えた!という感じの一冊。 昔から外国文学が好きなので、勢い、哲学への興味は湧いてくる。だから、高校生の頃から試行錯誤を繰り返してきた。まずは古典から!とプラトンの『国家』や『饗宴』或いはカントの『純粋理性批判』に挑戦するも、もの... - 読書と書評
【書評】【小説】『ミドルセックス』ジェフリー・ユージェニデス
『ミドルセックス』をお得に読む 本をお得に読む方法 ジェフリー・ユージェニデスのピュリッツァー賞受賞作。 近親結婚によって生まれ、女の子として育ち、男として大人になった両性具有の少女/少年・カリオペが主人公。1920年代に祖父母がギリシアからア... - 読書と書評
書評・小説 『土曜日』 イアン・マキューアン
現代作家で次の作品を読むのが楽しみな作家の一人。 タイトル通り、午前4時の突然の目覚めから始まった、中年の脳神経外科医の男にとってのある「土曜日」の刻一刻を、濃密に描く。ロンドンに住むある中年男の土曜日一日を描くことで、現代に生きる人々の...