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- 経済・社会・文化
書評 『江戸の読書会 会読の思想史』 前田 勉 ②
『江戸の読書会』をお得に読む 本をお得に読む方法 前回の記事で、本書の概要を簡単にまとめて見たが、読んでみて気になったことだけ以下に挙げておきたい。 一つは、会読文化における「遊び」の要素である。著者は、荻生徂徠が広めた会読には、元々「本読... - 経済・社会・文化
書評 『江戸の読書会 会読の思想史』 前田 勉 ①
『江戸の読書会』をお得に読む 本をお得に読む方法 日本にあったサロンやクラブについて勉強していく中で、興味をもった本である。江戸時代の学習方法としてメジャーだった読書会という文化。元々は、儒学の学習方法から起こってきたものだと言う。 著者に... - 経済・社会・文化
書評 『クラブとサロン なぜ人びとは集うのか』 松岡 正剛 ほか
私が個人的に興味を持っている「編集的文化が発生する場」としてのクラブ、サロン、カフェ論に一番イメージの近い本。「クラブとサロン」を切り口に、古今東西様々な分野の専門家のエッセイをまとめたものだ。著者は順に、小林章夫、笠井潔、長島伸一、川... - 経済・社会・文化
書評 『芸者と遊び 日本的サロン文化の盛衰』 田中 優子
日本のサロン文化を調べていくうちに、江戸の町民文化のネットワークの特殊性に興味を持った。そんな中で、蔦屋重三郎のことを調べているうちに、彼のその重要なネットワークは、吉原という場所で培われたことに気づく。『蔦屋重三郎 江戸芸術の演出者』... - 経済・社会・文化
書評 『江戸とアバター 私たちの内なるダイバーシティ』 池上英子 田中優子 ②
池上氏は、《なべて「人格」とか「個」とか呼ばれるものは、統合性のある首尾一貫した実在だという通念は神話にすぎない》というアバター的人間観を押し進め、人間のコミュニケーションやネットワークのあり方、という問題に敷衍していく。 人間一人ひとり...