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- 経済・社会・文化
書評 『江戸とアバター 私たちの内なるダイバーシティ』 池上英子 田中優子 ①
クラブやサロンなど、特殊な場とネットワークのあり方について調べていく中で、日本における江戸時代の都市文化に自然と興味が湧いていった。その中で、連や江戸の特異なネットワークの在り方という点でいつも面白い視点を与えてくれるのが田中裕子氏の著... - 経済・社会・文化
書評 『蔦屋重三郎 江戸芸術の演出者』 松木 寛
田中優子氏の『江戸のネットワーク』を読んで、蔦屋重三郎のことをもっと知りたくなった。天明・寛政期の江戸で、山東京伝、滝川馬琴、そして喜多川歌麿に東洲斎写楽といった逸材を発掘し、見事な出版文化を花開かせた名プロデューサー。彼を題材にした歴... - 経済・社会・文化
書評 『カフェハウスの文化史』 ヴォルフガング・ユンガー
「編集的文化が発生する場」としてのクラブ、サロン、カフェについて細々と勉強しております。。。カフェについての本は、邦訳で読めるものは限られるので、こちらの関西大学出版のマニアックな本をセレクト。ドイツ人著者により1955年に上梓されたものを... - 経済・社会・文化
書評・美術 『十八世紀京都画壇 蕭白、若冲、応挙たちの世界』 辻惟雄 ②
冒頭で述べたように、この本は総論としての面白さはいまいちなのだが、せっかくなので、各論についても、印象に残ったところをメモしておきたい。 個別に取り上げられているのは、順に池大雅、与謝蕪村、円山応挙、伊藤若冲、長沢芦雪、曽我蕭白である。辻... - 経済・社会・文化
書評 『フッガー家の遺産』 諸田 實
本をお得に読む方法 またまたマニアックな本をセレクトしてしまった。15、6世紀に南ドイツでハプスブルク家と共に栄えた富商フッガー家についての本である。ドイツ史には全く明るくない私がフッガー家に興味を持ったのは、ルネサンス期イタリアで栄えたメ...